1047名の解雇撤回に向け、夏季物販を成功させよう

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1047名の解雇撤回に向け
 夏季物販を成功させよう!

闘いの重大局面
 1047名闘争が重大な局面を迎えている。4党合意による闘争団切捨て−国労解体攻撃との攻防が、秋の国労大会を前に大きな焦点を迎えようとしているのだ。
 6月29日の淵上社民党幹事長−甘利会談では、「解決条件」は、「解決金ひとり80万円、本州JRの関連会社への採用75名」という内容となることが話し合われたと伝えられている。まさにゼロ回答に等しいものだ。
 一方国労本部は未だ全国大会の日程を明らかにしていない。例年8月に開催していることを考えれば極めて異例な事態だ。しかも、各職場におろされている大会方針の討議案も重要な部分は全て《未稿》とされている。
 この事態は、4党協議が何ら進展しないために大会の日程が決められないのか、あるいは、内々に伝えられている「解決案」の内容があまりにもひどいためか、どちらかしか考えられない。

「完全民営化」と1047名闘争 
 6月15日にJR会社法の改訂法案が成立したが、この間政府や資本は「完全民営化に向けた障害は1047名問題と革マル問題である」と隠然・公然のうちに主張し、1047名闘争を解体する最後の手段として4党合意の大陰謀を仕組んできた。
 またJR総連革マルと革マル本体が対立・分裂を深めるという情勢も、こうした事態を背景として起きたことであった。
 松崎の会長辞任も、革マルと手を切ったことを政府・権力側にアピールする目的で行われたものであることは明らかだ。また、松崎辞任のもうひとつの本質は、保守三部門の全面的外注化攻撃の裏切り妥結に示されるように、第二の分割・民営化攻撃への先兵になりきるという態度表明でもある。「どんなことでも全て率先協力するから切り捨てないでないでくれ」というアピールなのだ。
 こうした事態はいずれも、1047名闘争と国労解体への衝動がこれまでになく高まることを意味する。今われわれに求められているのは新たな攻撃と真正面から対決する闘いの構えに他ならない。

画期的な地平!
 闘争団の仲間たちは新たな闘いを開始している。特に5・30集会の成功は画期的な意味を持つものだ。闘争の主体たる国労本部が4党合意に屈し、これを受け入れることを大会決定するという状況のなかで、多くの支援労組があくまでも闘う闘争団を支援するという決断をして新たな大衆的闘いを開始するという事態は、戦後日本の労働運動の歴史に例のないことだ。4党合意をめぐる攻防は、労働運動全体に大きな波紋をひろげ、分岐・流動化を生みだしている。
 われわれは、労働運動全体の再生と1047名闘争は一対の課題であるという視点を常に忘れることなく、新たな闘いに大胆にうってでなければならない。

JRを巡る攻防
 一方、JRをめぐる攻防も重大な状況を迎えている。JR東労組の裏切り妥結によって、この10月以降強行されようとしている保線・電力・信通等の全面的な外注化提案は、7月4日に行われた千葉支社提案でも、要員削減数300名という、これまでのレベルを遥かに超えたものだ。
 保線などは外注化によって、現在の標準数411名を230名削減するというのだ。そこで働く仲間たちは関連会社に強制出向となる。出向の人選をめぐって、分割・民営化のときと同様の組織破壊攻撃が吹き荒れることも明らかだ。敵の攻撃に屈し4党合意などにかまけていたら、国労の組織は足元から崩壊しかねない攻撃だ。
 断固とした闘いを構えることによって団結を守りぬこう。1047名の解雇撤回闘争と外注化阻止闘争を一体のものとして位置づけ、決戦的布陣をもって組織をあげた闘いを展開しよう。今こそ、確固たる闘いの方針を確立しよう。

〜協販部に寄せられたお便り〜

 梅雨のうっとうしい日が続いていますね。
 動労千葉の労働者のみなさん、御家族のみなさん、ストライキたいへんでしたね。団結の力で労働者の力を発揮し闘いぬいて来られ、パワーと誇りを示して下さったことに、本当に励まされます。
 私は、○○○○○に勤務しています。労働組合は結成されて一年目です。地区労の指導下にありますが、労使協調で今ひとつ力を示せない状況です。
 私自身も非常勤で組合加入そのものが緊張感のある闘いとなっています。しかし、既得権の行使を少しづつ勝ちとってゆこうと思っています。
 当面は組合加入と有休の獲得を目標としています。共にがんばりましょう。


 五・三〇国鉄闘争団共闘会議の成功のニュースをみて大変勇気づけられました。
 労働者が労働者としてのアイデンティティーを確立し不屈に闘うことの必要性を痛感しました。
 資本の手代と化した全逓官僚支配の全逓を我々労働者の手に取り戻すこと、道は険しいけれど、頑張る以外ありません。
 動労千葉の皆さんの奮闘に敬意を表します。

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