運転士の負担は尋常ではない―支援する会が久留里線ワンマン運転現地調査
動労千葉を支援する会・千葉は、木更津支部の闘いと連携して、地域から久留里線ワンマン運転反対の声を大きくするために、地元の支援する会の会員を中心に、ワンマン運転反対の行動を行っています。
行動の第一弾として6月23日、久留里線に乗って現地調査を行いました。次のような感想と報告がされています。
「百聞は一見にしかず」「最初に驚いたのは、横田駅まではワンマンではなくツーマンだった。それは事実上、2人乗務でしか対応できないことを示している」「ワンマンになった途端に、整理券と運賃を受け取るだけならまだいいが料金清算は大変。スイカやパスモで乗車してきた客には“清算できない”と証明書を一枚一枚書く。運転士の車掌兼務の負担は尋常ではない。久留里線の安全が脅かされている」。
木更津駅でビラまき
その調査を元に、第2弾の行動として、7月12日朝7時から木更津駅での早朝ビラまき行動をおこないました。
地元支援する会をはじめ8名の仲間、そして木更津支部も支部長、乗務分科委員長はじめ6名が参加し、750枚ものビラをまきました。
支援する会・千葉は、今後も木更津支部と連帯してワンマン運転反対の行動を継続することを決めています。
汚染列車を走らせるな! 福島切り捨て、被曝強制を許さない! 動労水戸がストライキ!
被曝車両検査を粉砕!
7月16日、被曝車両K544編成の検査・運行に反対して、動労水戸はストに立ち上がった。動労千葉も、田中委員長先頭に、スト支援行動に参加した。
JR水戸支社は団体交渉において、「放射性物質があることは認める」としつつ、「・・作業も通常の作業として行う。特別な対策は取らない」と強弁している。しかし7月16日、「検査」の名に値しない「簡易交番検査」なるものをでっち上げ、「交番検査は終わった」と開き直った。会社は必死でごまかそうとしているが動労水戸のストに追い詰められ、通常の被曝車両の交番検査は完全に粉砕されたのだ。
さらに、まともな検査もできない車両を郡山工場にもっていき、再運用しようとしている。JRは「もともと線量の高い郡山で作業を行うことは問題がない」と発言しているという。まさに福島の切り捨てだ。現在、郡山工場で動労水戸の闘いを引き継いで闘いがはじまっている。
被曝労働強制許すな
福島では、28人の子どもたちに甲状腺がんが見つかっている。これでどこが安全なのか!? にもかかわらず、国や福島県は、「福島は安全だ」と総力で復興キャンペーンをおこない、原発事故で避難した15万人に、「もう安全だから帰還せよ」「帰還しなければ賠償は出さない」とまで言っている。
この「安全・復興キャンペーン」の一環として、JR水戸支社は、常磐線運行を福島原発のすぐ近くの竜田駅(広野駅の2つ先の駅)まで走らせようとしているのだ。高濃度汚染地帯で、本来、人の住めない地域に列車を走らせ、乗務員をはじめ労働者に被曝労働を強制し、避難した住民を帰還させるという、まさに殺人行為にJRは手を染めているのだ。絶対に許せない! 動労水戸の闘いに続こう!