民営化をぶっ飛ばそう! 戦争と改憲を止めよう! 国鉄分割・民営化で不当解雇から30年 2・12労働者集会  650人が結集 

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650人が結集 

 国鉄闘争全国運動の呼びかけで「国鉄分割・民営化で不当解雇から30年―2・12労働者集会」が、東京・すみだ産業会館で650人の結集で開催された。

新たな闘いの足場を築いた

 集会の冒頭、越谷市職の女性労働者が埼玉の弾圧を粉砕し3人の仲間を取り戻したと報告。
 開会あいさつに立った全国運動の呼びかけ人の金元重さんは、「国鉄闘争の火は、時には風の前に揺らぎ、炎がか細く見えたこともあったが、粘り強い署名運動を展開し、裁判闘争を闘い、不当労働行為の認定をかちとり、解雇撤回闘争を発展させる足場を築いた。これは、分社化・転籍の第2の分割・民営化を阻止・粉砕する闘いの拠点になりえる。そして韓国・民主労総との連帯をつくり出してきた」と訴えた。

運動のさらなる拡大を

 主催者挨拶で、伊藤晃さんが「この社会で苦しむ多くの労働者が、この運動に共感しないはずがないというところから出発した。この人びとに口を開いてもらい討論する場に国鉄闘争全国運動がなれるかどうかが今年の課題だ。この運動を2倍、3倍と広がる年にしたい」と提起した。

新しい闘いを始めよう

 動労千葉の田中委員長は、「分割・民営化に反対したから民主労総とつながれた。日本と韓国で、社会のあり方の根本からの変革を実現するために、この闘いを大きくしたい。職場から『民営化をぶっ飛ばそう。戦争と改憲を止めよう』という新しい闘いを始めよう。3月4日のダイヤ改定阻止へ、4~5日、館山―東京で全力の闘いを貫きたい」と提起。
顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、「出向無効裁判はJRを追い詰めている。必ず勝利を。弁護団は戦争・改憲阻止、労働法制改悪阻止、新共謀罪粉砕へ皆さんと連帯し闘う」と決意を語った。
 山本弘行さんが全国運動の4つの行動方針を提起。1047名当該から、動労千葉争議団の中村仁君、国労闘争団の成田昭雄さん、小玉忠憲さんが決意を語った。
 外注化阻止の闘いの報告として、動労千葉の関副委員長、動労水戸の石井委員長、石田弁護士が、出向無効裁判の報告を行った。木更津支部の佐野君と内房線と地域を守る会の朝生進さんが2・4館山集会の報告、動労福島の橋本委員長が3・11郡山への結集を訴えた。
 現場から、動労千葉青年部、動労神奈川が決意表明、動労東京から新支部結成が報告された。
 最後の決意表明を都労連労働者、群馬合同労組中央タクシー分会、全学連が行い、集会のまとめを呼びかけ人の花輪不二男さんが行った。

*集会には、韓国鉄道労組ソウル地本のパク・チョンソン本部長、 前テグ車両支部長のイジェシクさんから連帯のメッセージが寄せられた。

だから、勝たなければならない

動労千葉争議団 中村 仁 

分割民営化から30年たちました。JR不採用、国鉄清算事業団に3年間、そして90年3月31日に解雇されました。動労千葉の12名の清算事業団解雇者は外に働きに行きましたが、JR本体の組合員と共にこの30年間闘ってきました。
 1990年3月の動労千葉の事業団解雇阻止の84時間ストが、国労中央の動揺を打ち破り、国労闘争団、そして動労千葉争議団を生みだし、1047名解雇撤回の闘争が始まりました。これは間違いのない事実です。そしてこのストに決起した組合員が私たちを支え、物販や署名など全国の闘う仲間が支えてくれました。本当にありがとうございます。
 いま着ているセーターは、宮城で物販を共に回ってくれた仲間で、病で亡くなったHさんから預かったものです。この全国の仲間の熱い思い、そして運転士なのに駅や売店に不当配転されながらも動労千葉として誇りを持って闘ってきたことが、私を支えてくれました。だから、勝たなければならない。 最高裁で不当労働行為を認めさせることは出来たが、全金本山のように裁判に全部負けても職場に戻ったように、私もJRの職場に必ず戻りたい。そのためには、この正義の闘いをもっと大きくしましょう。

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