団結していれば怖いものはない!
花崎新支部長を選出 木更津支部第41回定期大会
地方切り捨ての現状を打開するために闘いぬいた一年間
木更津支部第41回定期大会が木更津市総合福祉会館において開催された。冒頭あいさつに立った梶江支部長は、「久留里線・上総亀山への初終列車の廃止、内房線では系統分離による直通列車廃止、館山~千葉間5往復削減、接続もとらないなど、ガタガタの状態にされている。内房線と地域を守る会とともに列車の削減が地域社会にどれだけの影響を及ぼすのかを訴えてきた。いま、まさに館山の現状は、駅前の老舗食堂が廃業するなど、シャッター街に近い。これがローカル線切り捨ての現実だ。列車復活の取り組みを地域とともに継続していきたい」と訴えた。
続いて、来賓として本部・田中委員長より闘いの課題が全体に示され、乗務員分科会総会をはさみ質疑に入った。
質疑での主な意見・質問
◆来年エルダーとなるが、運転士エルダーの展望があるのかどうか。
◆エルダーの基本賃金の見直しで3千円上がる。62歳から年金をもらっている人で、手取り12万~13万円で年金支給は2万円ぐらい。厚生年金が2万ぐらい引かれるため実質マイナスと聞いている。63歳から年金がもらえるのだが、見直しで賃金が上がると年金が減らされる。おかしいのではないか。
◆CTSでは、給料が手取りで月13万5千円程度、最低でも17万~18万円は生活する上で必要だ。ボーナスも社員とパートでは格差が大きい。登用試験が行われているが、受かるのは一割か二割程度でしかない。
役員改選により、新たに花崎支部長を選出。尊敬する先輩の遺訓である「団結していれば怖いものはない」、「一人を全体で守る」、ここに組織拡大のチャンスがあると万感胸に迫る決意表明を行った。
大会後、鈴木博之さんの送別会を開催して支部への貢献を労(ねぎら)った。
組織拡大で往年の津田沼支部復活を!
津田沼支部第42回定期大会
12月20日、第42回津田沼支部定期大会がパークサイドホテルにおいて開催された。
議長に浜野君を選出し議事が進められ、冒頭、挨拶にたった相馬支部長は、「この間、3月ダイ改での大型行路解消に向けて闘ってきたが、来春ダイ改に向けてさらに闘いを強化していきたい。強制出向裁判で反動判決が出たが裁判闘争ではJRを追いつめた。外注化・出向ではなく65歳まで働き続けることのできる労働条件を獲得し、定年延長を勝ち取ろう。また、内房線を皮切りにローカル線が切り捨てられていく攻撃の中で津田沼支部も一体となって闘ってきた。今後も続くであろうローカル切り捨てに対して新たな闘いを支部としてもつっていきたい。そして今年は2名のエルダー組合員を迎え組織人員も増えてきた。今日の大会で活発な討論を重ねて往年の津田沼支部復活に向けた闘う方針を確立していきたい」と訴えた。
来賓として本部から田中委員長から挨拶を受け議事に入り、執行部からの総括と方針提起を受け、活発な質疑応答が行われた。その後運動方針が採択され、新役員の選出を経て成功裏に終了した。
【質疑で出された主な意見】
*来年度のエルダーで車掌の登用が言われているが労働条件はどうなっているのか。
*本線運転士にエルダーを使おうとしているのにライフサイクルを継続する根拠が曖昧だ。
*外注化・強制出向無効訴訟を全力で闘ってきたから会社はこの間外注化を拡大すことができなかった。大きな成果だ。
*運転士が薬の服用を「隠蔽」していたという理由で検修職におろされた。会社の対応を追及すべきだ。
*CTSに対する物品等の要望はどういうやり方で行うのか。
*運転士からエルダーで構内にきた人には計画業務をやらせないような話が出ているがどういう事なのか。