「蘇我運輸区」 新設に関する労働条件を提案(11/15) 千葉転からの業務移管強行と、京葉運輸区の「派出所」化を計画 千葉運転区からの業務移管で、17名もの要員削減を計画 12月15日、千葉支社は、「蘇我運輸区」新設について、要員及び担当線区等、労働条件に関する提案を行ってきた。 提案内容は以下のとおり。 ■「蘇我運輸区」の担当線区は、 ◎京葉線全線 ◎内房線(蘇我?千倉間) ◎外房線(千葉?安房鴨川間) ◎東金線全線 ◎総武快速線(千葉?幕張間) としている。 ■現・京葉運輸区は、「蘇我運輸区京葉派出所」とし、担当線区は、 ◎京葉線全線 ◎内房線(蘇我?君津間) ◎外房線(蘇我?上総一ノ宮間) ◎武蔵野線(西船橋?東所沢間) としている。そして、管理職として当直助役6名、指導助役1名を配置するとしている。 ■車掌は、全て「蘇我運輸区」に移り、現行と同一の線区を担当するとしている。 ■「蘇我運輸区」全体の要員は、現・京葉運輸区と比較して+16名としている。 ■さらに、「蘇我運輸区」が内・外房線を担当することに伴い、千葉運転区からの業務移管を実施することを明らかにしてきた。これにより千葉運転区においては、▲17名の要員削減を行うとしている。 業務移管のキロ数等については「精査できていない」として具体的な数値は明らかにしていない。しかし、現在千葉運転区の1人平均乗務キロが183キロ程度であること、提案で1日9出面程度(4徹1日勤、あるいは3徹3日勤)の移管を行うとの説明を行っていることから、1600キロ程度の業務移管が行われると考えられる。この数字は、千葉運転区の総キロ数の約10%に相当するものであり、極めて重大な攻撃だと言わなければならない。反撃の体制を早急に構築しよう! なお、行路・交番表は、1月中旬頃に提示するとの考えを示してきた。実施は3月ダイ改時としている。 また、合わせて営業関係について、新型券売機の導入により、八日市場、東金、大貫、布佐、鹿島神宮の各駅において合計で管理▲4名、一般▲6名の要員削減を行うとの提案を行ってきた。新型券売機について千葉支社は、盛岡支社内に設置した拠点センターの担当者が、駅の券売機からの呼び出しに応じて画像、音声で応え、乗客の希望に応じて駅の券売機を操作し、発券すること、これに伴い5駅の出札窓口を閉鎖することを明らかにしてきた。また、すでに業務委託されている横芝、青堀の各駅にも同様の新型券売機を設置することも明らかにしてきた。実施時期は、八日市場、東金、大貫、布佐、鹿島神宮の各駅は、来年4月1日、横芝、青堀の各駅は来年3月25日としている。 ●運転関係?現改比較 | 箇所名 | | 現在 | 提案 | 増減 | 備 考 | 蘇我運輸区 | 管理 | 12 | 12 | ±0 | 現・京葉運輸区の標準数を元にして計算した。 | 事務 | 2 | 2 | ±0 | 運転士 | 86 | 70 | ▲16 | 車掌 | 93 | 93 | ±0 | 同 京葉派出所 | 管理 | 0 | 7 | +7 | 当直6、指導1 | 運転士 | 0 | 38 | +38 | 千葉運転区 | 運転士 | 177 | 160 | ▲17 | ▲16業務移管等(内訳?本線▲14、指導▲1、波動▲2)▲1ロス便乗解消等 |
●「蘇我運輸区」関係?現改比較 | 職名 | 現・京葉 運輸区 | 「蘇我運輸区」 | 同 京葉 派出所 | 「蘇我運輸区」 総計 | 増減 | 管理 | 12 | 12 | 7 | 19 | +7 | 事務 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 運転士 | 92 | 70 | 38 | 108 | +16 | 内訳・本線 | 86 | 64 | 35 | 99 | +13 | 同 指導 | 4 | 3 | 2 | 5 | +1 | 同 波動 | 2 | 3 | 1 | 4 | +2 | 車掌 | 93 | 93 | 0 | 93 | 0 |
●営業関係?現改比較 | 区所 | 区分 | 現行 | 提案 | 増減 | 備考 | 八日市場 | 管理 | 1 | 0 | ▲1 | 当務、出改札1テ1変→ 当務、改札1テ | 一般 | 4 | 3 | ▲1 | 東金 | 管理 | 1 | 0 | ▲1 | 一般 | 4 | 3 | ▲1 | 大貫 | 管理 | 1 | 0 | ▲1 | 一般 | 4 | 3 | ▲1 | 布佐 | 管理 | 1 | 0 | ▲1 | 当務、出改札2テ→ 当務、改札1テ | 一般 | 5 | 3 | ▲2 | 鹿島神宮 | 一般 | 4 | 3 | ▲1 | 出改札1テ→改札1変 |
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