1047名解雇撤回!JR復帰を勝ち取るぞ!
6月29日、東京地裁民事11部・白石哲裁判長は、動労千葉組合員12名が一旦はJRへの採用候補者名簿に登載されていたにもかかわらず、急遽、名簿から削除されたことについて、「国鉄が不当な目的・動機に基づいて名簿不記載基準を策定したことは、国鉄に与えられた裁量権の逸脱ないし濫用にあたり、動労千葉組合員をJR東日本の採用候補者名簿に記載しなかったことは不法行為」と、国鉄の不当労働行為を認定した。
それにもかかわらず判決は、清算事業団からの解雇を「有効」として、わずかばかりの慰謝料と3年分の賃金の差額の支払いを命令するという矛盾に満ちた判決であった。
「名簿不記載」を不当労働行為だと認定した以上、解雇撤回以外の結論などあり得るはずがないことだ
しかし名簿不搭載の基準そのものが不当労働行為であったことを認めさせるところまで裁判所を追い込んでいる。勝利までもう一歩だ。
国鉄分割民営化・外注化・非正規化攻撃の、根っこは同じだ
10月1日検修業務外注化が強行されたが、千葉鉄道サービス(CTS)の作業責任者に就く14人は全員JRから出向した管理者だ。作業者91人(動労千葉組合員ら)も全員JRからの出向者で、合計105人という大量出向をしなければ業務がまわらない偽装請負・不当労働行為でしか作業が廻らない会社だ。
外注化・非正規化攻撃は、われわれ自身の闘いであるとともに、すべての労働者へかけられている攻撃との闘いだ。
自分たち、そして未来ある若い人たちのためにもこれを真正面から受け止め闘おう。
JR・CTSを追い込んで、「違法な強制出向は間違いでした」と言わせ、組織拡大のためにもこの闘いに勝ってJR復帰をもぎ取ろう。国鉄分割・民営化攻撃に対して国家的不当労働行為を明らかにし、解雇撤回・JR復帰の勝利をかち取って決着をつけよう。
現場での闘いの実践をもって物販オルグを全国の労働組合や労働者に訴え、団結・連帯の輪を大きく広げ、11月4日の全国労働者総決起集会への圧倒的結集を勝ち取ろう。
物販は、闘う仲間と連帯する原動力だ。そして、それを基盤として動労千葉の解雇者を共に守り支える闘いです。
一人2万円を目標とし、物販オルグに全組合員の支援・協力をよろしくお願いします。
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