分民5年間の決算① 増え続ける事業団の債務

3574

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日刊
易動労千葉
NOLDIn
国鉄千葉動力車労働組合
〒280 千葉市要町2番8号(動力車会館)
電話
(鉄電)千葉 2935 · 2936番
1
(公) 千葉(22) 7207番
92.4.14
No2574
増え続ける事業団の債務!
今も毎日四〇億円、一時間ごと
円)にも満たないのだ。そして、
と一年間分の利息(一兆五千億
る収入は、約一兆四千億円。何
てしまったのである。これによ
ので、すでに三分の一は売却し
が引き継いだ土地が約八千らな
は約二千六百夠である。事業団
九十年度までに売却した土地
帳尻を合わせたにすぎない。
交通営団株の放出などによって
これも、所有していた帝都高速
六·二兆円まで挽回しているが、
である。九〇年度に限ってはこ
の債務はグラフのとおりの状況
ところが、発足以降の事業団
ないはずだったのである。
分以下になっていなければいけ
本来であれば、すでに借金は半
売却や新幹線使用料等によって、
ずであった。さらに、JR株の
んのを売却して八兆円を稼ぐは
き継いだ土地のうち約三千三百
出発した。当初の計画では、引
五·五兆円の債務を引き継いで
返済するための組織として、二
清算事業団は、膨大な借金を
債務が増え続けている。
つ今も、清算事業団のかかえる
分割·民営化から五年間がた
けている。
に一億七千万円の利息が増え続
土地売却の実績
面積(h a)
金額(億円)
87年度
271
1
1, 329
2
3
88年度
966
2
2, 041
4
1
0
にただ同然で手に入れるのかし
じゃないかと言いたい」(事業
新聞)と言う他はない。
には、国鉄の膨大な資産をいか
実際のところ、彼らの頭のなか
検討もされなかったのである。
も債務返済など何ひとつ真剣に
の“看板”とは裏腹に、そもそ
ちらはそんな気は毛頭ない。J
するのが正論」(JR)、「こ
せというのでは困る。国が処理
ったのだ。否、そもそも表向き
団の債務のためにJRが金を出
しかなかったことがあらわとな
まっている。「好調だから事業
した、まさに泡のような計画で
でに、責任の擦り付け合いが始
ものが「バブル」だけを頼りと
膨れあがる債務をめぐってす
これに対し奥田運輸大臣は、
89年度
519
2
2, 7.68
7
結局「累積債務の解消」なる
民営化の枠組み !!
90年度
.
崩れ去った分割·
810
8, 113
1
1

2
2, 566
5
5
1
14, 251
2
5 · 15~1 7
沖縄現地闘争!
れわれが借金を返しているから
Rが好調でメシを食えたのもわ
かなかったのだ。
分の決算
民与年間
その1
増え続ける事業団の債務
27兆円

27.1
27(?)
26.9
26,2
26.1
26兆円
派遣団
菜集中
ID
N
3
営化の枠組みが崩れた」(日経
たのか。まさに「国鉄分割·民
何のための分割·民営化だっ
ていくという構図だ。
結局、最後は国民にツケが回っ
葉を十数回も口にしたという。
団) ……。
分間の間に「厳しい」という言
年度末の記者会見で、わずか十
25兆円
‘25.5
87 年度
(事業団発足)
88 年度
89


90 年度
51 年度
92 年度
反合·運転保安確立!反戦·反核を担う労働運動を!
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