11月28日、内房線と地域を守る会(松苗禮子代表)と外房線と地域を守る会(藤平輝夫会長)は、国土交通省を訪れ館山直通の快速・特急列車の復活及び館山発着の特急列車の復活、地域の切り捨てと過疎化を加速し、安全性を犠牲にするワンマン運転拡大の撤回、さらに駅設備や乗り継ぎ列車の改善、さらに台風15号、19号、豪雨災害に踏まえ、今後の災害が発生した場合の復旧対策や代替輸送の問題等、具体的改善を求めて要望行動を行った。
要請行動には、青木愛参議院議員に同席いただきました。 要望書を鉄道局担当者に手渡す内房線と地域を守る会・松苗代表(写真上)、外房線と地域を守る会・早川副会長(写真中)。要請行動終了後、青木愛参議院議員と参加者全員で写真撮影。 |
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「JRは地元の意見を尊重する必要がある」ー国交省
要請行動には、内房線と地域を守る会から5名、外房線と地域を守る会から4名の計9名が参加した。国交省への要請行動には、青木愛参議院議員に同席いただき、まず鉄道局の局長にそれぞれの代表があいさつを行い、その後、鉄道局の各担当者10数名が対応する中で要請が行われた。
要請は、今年で3回目を迎え、内房線と地域を守る会からは、館山~千葉間の直通列車と平日の館山発着の特急列車の復活をあらためて求めた。さらに、安房鴨川駅や館山駅、君津駅等での乗り換えの改善、駅のトイレをはじめとした設備の改善、台風被害に踏まえた復旧や安全対策等の明確化を求めて要望書を提出した。
また、外房線と地域を守る会からは、鉄道利用者の利便性を損ない、地域の過疎化に拍車をかけ、安全をないがしろにするワンマン運転の拡大を中止し、公共交通機関としての使命を果たすことを求めて要望書を提出した。
内房線、外房線の会からの要望に基づき各担当者からの回答が行われ、まず、ダイ改前には事前に説明し、理解を得ることを求めたことに対しては、「地元とのコミュニケーションは必要」「JRは地元の意見を尊重する必要がある」との考え方が示された。
また、ワンマン運転拡大については、「JRからの説明は受けていない」との回答が行われ、具体的内容についてはJRに対して要請を行う必要がある旨の回答が行われた。
さらに、駅の改善要求については、具体的内容をJRに伝えるとの回答が行われた。
要請行動は約1時間に及び、今後も地域の活性化と内房線、外房線を守るために何度でも訪れることを告げ、要請行動を終了した。
JRのローカル線ー地域切り捨てに対する地域の怒りは大きくなっている。地域一体となって削減された列車の復活、ワンマン運転拡大阻止に向けて闘いぬこう。