今日の『日航』は、明日の「国鉄」だ

2029

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焦点
NO-31
国鉄「分割 ·民営化」阻止!三里塚二期着工粉砕
営利優先=人減らし合理化·整備手ぬき
1.
I

がもたらした 524名の大量殺人
●日航の運航実績
を日常化させてきた。
するライン整備中心に切りかえる手抜きー先送り
替えるオーバーホールをやめ、運航の合間に点検
備する重整備や、一定期間ですべての部品を取り
し、労働強化のうえに、機体を格納庫に入れて整
し、二日連続の深夜勤務など、すさまじい人減ら
率的に稼働させるために夜間の整備作業を主体と
特に、整備部門の合理化をすすめ、飛行機を効
を実現するとし、人減らし合理化をすすめてきた。
ところが、日航は八七年までに「二万人体制」
安全輸送の最大のカナメは整備である。
事故原因は営利優先の「合理化」
れは整備部門に集中している。
での三年間で四二三人も減っており、とりわけそ
もかかわらず、職員数は八〇年度から八三年度ま
は一·三倍、旅客キロは二·一倍になっているに
表で見ても明らかなように、十年間で飛行距離
1975年度
198 4年度
旅 客



(旅客人数×距離)




11.
(千キロ)




1 7,5 4 6,5 5 3
便

●日航の職員数
3 7,0 2 4,5 2 0
145,775
8
1 8 7,6 4 4
4
4
21 7,286
2 6 2,991
5
5 8,1 4 0
4
6 3,1 6 8
(単位=人)
なわれた結果といわざるをえない。
198 0年度
2 1,1 32
職員 数
:
うち整備
5
4,5 8 0
めに総力で決起しなければならない。
「分割·民営化」–10万人首切り攻撃絶対粉砕のた
務員の生命を守るために、合理化攻撃と対決して
われわれは、日航機事故を教訓化し、乗客、乗
ることは目に見えている。
必至である。
転保安事故と故障が、今後一挙に爆発的激化をたど
る。現在ですら激化の傾向をたどっている国鉄の運
の大巾手ぬきー運転保安無視」の典型そのものであ
の路線こそ「営利最優先=要員大削減|検査 ·検修
ンのもとに強行されようとしている「分割·民営化」
しかも、ペテン的な「赤字解消」の大キャンペー
しょう––生命を守る唯一の道
国鉄「分割·民営化」を絶対に粉砕
198 3年度



日航の運航実績と職員数は次の通りである。
化を強行してきたことにより、安全が著しくそこ
るが、事故原因が営利を優先し合理化につぐ合理
現在、日航機墜落事故の原因究明が行われてい
2 0,7 0 9
△423
:
4,4 3 1
△149
整備部門の人減らし合理化を強行

9
1980年度
0
化であり、日航機墜落事故同様、大事故の発生は
性を無視し効率化のみを追求する人減らし·合理
査周期の延伸及び検査体系の変更」攻撃は、安全
とりわけ、検修関係職場にかけられた「車両検
闘争を強化していかなければならない。
じ、国鉄においても職場における反合·運転保安
の臨調路線こそすべての元凶であることを肝に命 た
そして、それは「効率的経営」を迫った中曽根
因であることはもはや明白である。
日航の営利優先による合理化強行が真の事故原
のである。
–中會根の臨調路線こそ元凶––
戦争体制づくりのための航空宇宙政策
も三八二億円で前年度の一·八倍に急増している 彰
利益は二二五億円と前年度の五倍以上、営業利益、
こうした合理化により、日航の八四年度の経常
●営業費用に占める
整備費の割合
世 界平均
東亜国内航空
全 日 空
十二 · 三
九· 五
十二· 五
(78年度)
1
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ!
日 本 航 空
七 ·六例
首切り合理化反対–「分割·民営化」実力粉砕の闘いを全力で強化していかなければならない。
合理化強行の結果であることが暴露されてきている。われわれは、日航機事故を他山の石とし、
二〇名が死亡するいたましい事故が発生した。日がたつにつれ、事故の原因が安全を無視した
八月十二日、五二四名を乗せ大阪にむかった日本航空機が群馬県上野村の山中に墜落し、五
=日航機惨事は他人ごとか !! ニ
今日の「日航」は、明日の「国鉄」だ ··
可動芳千葉
85. 9. 3
8
9
3
No. 2029
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
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