より悪質なライフサイクル修正案 東労組の裏切り妥結許すな いつでもストに立ち上がれる闘争体制を
3月21日、JR東日本は「ライフサイクル」の修正提案を行ってきた。 内容は東労組の「最終要求」の線に沿ったものだが、当初提案より一層悪質なものだと言わざるを得ない。
3年、4年、5年で選別・振り分け!
東労組は「駅に配転する期間を3年にしろ」という、とんでもない屈服を「最終要求」として提出したが、修正提案では、それを逆手にとるかのように、駅配転後3年目、4年目、5年目で3回にわたって選別され、振り分けられていく仕組みが新たに明らかにされた(別図参照)。 冗談じゃない! どんな基準で誰が駅に出されるのか、3年目、4年目、5年目で、誰が駅に残されるのか、全ては会社の意のままにどうにでもできるというやり方だ。こんなことを許したら、労働者の団結はバラバラに解体されることになる。
最終的に2?4割が一生駅に残される
しかも、最終的に2割?4割が一生駅に残されるという当初提案の枠組みは何ひとつ変えていない。修正提案でも会社はその点を明言しているのだ。つまりライフサイクル提案は、「5年間駅に行く」などという単純なものではない。むしろ「運が良ければ運転士に戻れる」と言った方がいい代物だ。 しかも、改めて駅輸送職の年令構成(グラフ)を見てほしい。駅で運転取り扱いが出来る者は、若手にはほとんど居ないのが現状だ。駅独自でちゃんとに養成しようという考えもない。この現実を見れば、駅にタライ回しされた結果、「人が居ない」ことを口実として、そのまま塩漬けにされる者がどんどん増えていくことになる可能性が高いことは明らかだ。
怒りの声で廃案へ!
今回の修正提案では、「運転士復帰時点に1号俸加算」が「駅異動時に1号俸加算」とする等、賃金面での若干の変更も明らかにされたが、こんなものは「エサ」に過ぎない。 エサどころか「駅に配転した時点で特別待遇で1号俸加算しているんだから運転士に戻そうが戻すまいが会社の勝手だ」というベクトルをもっと強める役割を果たすことも考えられる。 こんな提案は白紙撤回しかない。労働者は将棋の駒じゃない。闘いはこれからだ。職場で全運転士が怒りの声をあげればこんなデタラメな攻撃は必ず粉砕できる。東労組の裏切りに怒りの声を!いついかなるときでもストライキに立ち上がることのできる闘争体制を強化しよう。
3・30三里塚現地集会 ▼3月30日 /正午 ▼成田市天神峰・反対同盟所有地
|