第18期労働学校 二回目講座
18期講座二回目/『共産党宣言』(マルクス・エンゲルス)を読む、講義の様子
下記に、18期の各講座の予定をお知らせしています。
International
Workers of the world, unite 第18期労働学校通信第1号(2018年5月6日)
編集・発行:労働者学習センター学校事務局 より転載
第18期労働学校開校!
この労働学校、もう18年目です。各地の皆さんの協力を得て、18年間この労働学校が継続、持続できたことをはじめに心からお礼申し上げたいと思います。こうした地道な取り組みがここまで続いてこれたのは、ここに集まった皆さんの、労働運動の現状を変えていきたいという熱意がなければできなかったことだろうと思います。
こういう継続がいつか労働者の闘いと団結に力を与えてくれると思っています。
1年間12回の講座をやり、単に講座でいろいろ話を聞くというだけではなく、毎回講座の終わった後には一杯軽く呑みながら交流会を設けます。そこでは日ごろ職場で抱えている問題だとかザックバランに話たりお互いの経験が交流できたり、泣きたいときは愚痴を言ったり、うれしい時にはお互いに一緒になって喜んだり、そういうことができる場を設けたいと思っていて、そういうことがすごく大事なことかなとおもっています。その交流会も含めて継続して12回頑張って出ていただけたら幸いです。
18期労働学校の1年間は、社会のあり方がまるっきり変わっていく1年間になるという気がしてなりません。この4月1日に労働契約法に基づく非正規の仲間たちの無期雇用転換が始まっていて、5年以上経継続して勤めたら無条件で無期雇用にしなければいけないという、表向きの趣旨は非正規の雇用を守るための法律ですが、現実には少なくとも100万人単位の労働者が無期転換にしたくないために首を切られている。
一方、無期雇用になった仲間たちは法定最低賃金ギリギリ。僕らの生きている目の前で戦後最大の雇用破壊攻撃が現実に進行しています。・・・
もう一つ、もっと大変なことが目の前で起きています。憲法改悪とか戦争の問題。日本はかつての日本帝国主義のもとで列強に抗して戦争に出ていった。これで命を失った朝鮮半島、中国の人たちは2000万人だという。それで命を落とした日本人は300万人。戦争に負け、そこから出発した「二度と戦争はしてはいけない」という労働者の新しい歴史の出発が形としては憲法となっている。これを変えるということは何を意味するのか。・・・
この現実に立ち向かうためには、この労働学校のテーマなんですが、ここまで力を失ってしまった労働組合が力を取り戻すということ、この努力を続けなかったら何事も進まない。原点に返って、闘いを作り上げたい。そのために職場で共に闘う。闘うのは困難ですから、やはり仲間が必要です。
ここに来ればいろんな困難なことがあっても仲間がいると実感できるような労働学校にしたい。
一歩でいいですから前進していきたいので、ぜひ12回参加していただけたらありがたいと思います。
(開校式代表あいさつより)