呼びかけ、カリキュラム、募集要項
第23期労働学校への参加を呼びかけます
動労千葉が設立した労働者学習センターの労働学校は2001年に始まり、今年4月で23期目を迎えます。
労働学校を始めるにあたって当時の学校長であり、今は亡き中野洋動労千葉元委員長は、以下のように呼びかけました。
「総評傘下の組合は、おしなべて『労働学校』を常設し、全組合員を対象としたマルクス主義の学習活動が盛んに行われていました。労働組合の学習活動は、ただ『物知り』になるために、ちょっとばかり『学』のあるところを人に見せるためにやるのではありません。労働組合の団結を強化し、資本と対決し、その攻撃をうち破るために絶対必要だからです。労働組合にとって『たたかい』と『学習』は車の両輪なのです。」(第1期労働学校案内から)
歴史は音をたてて動き出しています。その背景には広がる貧富の格差、貧困などへの怒りが世界を覆いつくしている現実があります。日本も例外ではありません。格差の拡大、貧困、総非正規化、改憲と戦争に対する怒りの決起が始まっています。
この激動・騒乱のなかで求められていることは、闘う労働組合が歴史の最前線に登場することです。闘う労働組合の再生です。職場で資本と対決する闘いをつくりだすことです。
同時に労働者、特に若い労働者が労働者であることに自信をと誇りをもって資本や社会に対して主張できる理論を学ぶことが切実に求められています。それが労働学校だと考えます。
多くの労働者、とりわけ青年労働者の参加を呼びかけます。
講座の進め方
① 田中学校長によるテーマ毎の講演
② 講師によるテーマ毎の講演
③ 質疑応答・討論 ※職場闘争の報告(テーマに沿い適宜)
④ 感想文の提出
⑤ 交流会
第23期 カリキュラム(予定)
(訂正しました。5月講座と6月講座予定を入れ替えます。また「5月20日」=>「5月28日」に変更します。2023/03/07)
開校式 2023年4月15日(土) 13:00~
◆動労千葉の階級的労働運動路線について(その1)
4月15日(土)13:00~
講師 田中 康宏(動労千葉顧問)
動労千葉の時代認識、路線、階級的団結などの階級的労働運動路線を深化・発展させ、反戦闘争を基軸とした階級的労働運動路線を実践を通して確立していく。
◆階級的団結論
5月27日(土) 13:00~
講師 片峯 潤一(動労総連合書記)
マルクスの『共産党宣言』の生きた実践である動労千葉の階級的団結論を提起する。
◆労働組合入門
6月24日(土) 13:00~
講師 白井 徹哉(ちば合同労組書記長)
マルクスの『賃労働と資本』『賃金・価格・利潤』を武器に実践をとおして闘う労働組合をつくり出すかについて提起する。
◆戦後労働法制の全面改悪=「働き方改革」との闘い
7月15日(土) 13:00~
講師 山本 志都(弁護士)
戦後労働法制の全面的解体攻撃が賃金制度、雇用制度、労働条件などで強行されてきている。階級的労働運動にとって反戦闘争とならぶテーマである。
◆資本主義とはどういう社会か
8月19日(土)・9月16日(土) 各13:00~
講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
マルクス『資本論』を解説した『資本論エッセンス』(全三巻、鎌倉孝夫著)が出版された。いま資本主義の根本矛盾が戦争となって爆発している。
◆韓国民主労総の闘いの歴史
10月21日(土) 13:00~
講師 広沢 こう志
米日帝国主義の中国侵略戦争阻止の闘いにとって100万民主労総の闘は決定的である。今こそ日韓連帯の闘いを強めよう。民主労総の歴史に学ぼう。
◆日本労働運動史
11月25日(土) 13:00~
講師 井町 哲生(労働運動研究家)
日本の労働組合運動をふり返り戦時下の反戦闘争を基軸とした階級労働運動の勝利の教訓を明らかにする。
◆社会保障改悪との闘い―医療介護をめぐる闘い
12月16日(土) 13:00~
講師 山部 明子(社会保障制度研究家)
「社会保障と戦争は相いれない」とストライキに立ちあがった医療福祉労働者の闘いの教訓を明らかにする。
◆帝国主義と戦争
2024年1月20日(土) 13:00~
講師 久木野 和也(ちば合同労組副委員長)
なぜ戦争が起きるのか。レーニンの帝国主義論を通して明らかにする。そしてその戦争絶対反対を貫くことの重要性を提起する。
◆戦争と改憲攻撃について
2月17日(土) 13:00~
講師 藤田 城治(弁護士)
ウクライナ戦争が長期化し米日帝の中国侵略戦争が切迫するなかで、反戦闘争と一体で改憲阻止闘争をいかにつくり出すか。
◆階級的労働運動の前進のために
3月23日(土) 13:00~
講師 木下 浩平(全国金属機械労働組合港合同 昌一金属支部委員長)
修了式 2024年3月23日(土) 16:00~
受講生募集要項
●開校時期 2023年4月15日(土)
●募集人員 40人程度 ※各講座毎の受講も受け付けます。
●入学手続 受講申込書に必要事項を記入し、受講料をそえて労働者学習センター事務局へ申し込んでください。講座毎の受講は当日に受け付けます。
●学習期間 2022年4月~2023年3月、毎月第3土曜日 ※変更の場合は事前に連絡します。
●受講料 1万円(資料代などの費用が含まれています) 講座ごと受講生は1回1000円
●納入方法 一括納入、分割納入どちらでもかまいません。送金は労金口座振込、郵便振替、現金書留でお願いします。受講日当日、受付にて現金納入も受け付けます。
●修了資格 毎回感想文を提出し所定のカリキュラムを修めたものには修了証書を交付いたします。
●学習会場 DC会館/会議室(JR総武本線・東千葉駅前)
受講料納入方法
●現金書留 労働者学習センター事務局 宛
〒260-0017 千葉市中央区要町2-8 DC会館内
●振込
①中央労働金庫千葉支店(261)普通預金5050418 口座名称「労働者学習センター」
②郵便振替 口座番号00140-5-605635 口座名称「国鉄千葉動力車労働組合」
※通信欄に「第23期労働学校受講料」とご記入下さい。
その他、不明な点がありましたら下記の労働者学習センター事務局までお問い合わせ下さい。
千葉市中央区要町2-8DC会館内 労働者学習センター事務局
TEL043(222)7207 FAX043(224)7197
ホームページ http://www.doro-chiba.org/
Eメール school[アット]doro-chiba.org