労働者学習センター第11期労働学校への参加の呼びかけ

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労働者学習センター第11期労働学校への参加の呼びかけ

国鉄千葉動力車労働組合
千葉市中央区要町2―8 DC会館内

私たち動労千葉は、闘う労働運動の再生を目指して多くの志を同じくする労働組合、労組活動家、理論家の方たちの積極的な賛同、協力のもとに労働者学習センターを設立し、2001年4月から労働学校を開校しました。
皆さんの賛同と協力により予想をこえる成功をおさめ、いま全国で独自の労働学校の開設の準備も進んでおり、あらためて労働学校の重要性を痛感していま す。第Ⅱ期労働学校から多くの労働者とりわけ青年労働者に参加していただくことを期待して基礎講座・実践講座の2講座制にし、また講演内容をブックレット にして職場での学習活動に活用できるようにしました。とりわけ第Ⅱ期労働学校での中野洋労働者学習センター代表の講演内容をまとめた『俺たちは鉄路に生き る2―動労千葉の歴史と教訓』(労働者学習センター発行)の活用を進めています。
4月から新たな講師を迎え、2講座制(別紙要項)で第10期労働学校を開校します。全講座の受講が原則ですが、学習したい講座のみの受講を含めて積極的参加を心より訴えます。
私たちは、時代の大きな転換点にあって、切実に求められている闘う労働運動の再生、強化を実現していくために、もっと広範な労働者、とりわけ青年労働者 が労働者階級の理論を学ぶ場を創り、広げていく必要があるとの思いを強くし、労働学校を開校しました。もちろん私たちが求めているのは世の中の学校で教え ているような知識一般、学問一般ではなく、労働者が自信と誇りを持って資本、社会に主張できる労働者階級の理論を学ぶということです。労働者の世界観、労 働者の生き方から始まって、今日の資本主義とは、社会主義とは、労働組合とは、労働者の権利、社会保障制度、そして日本―世界の労働運動の歴史など労働組 合運動を担っていくうえでの最も基本的な問題を学んでいく場としていきたいと考えています。
総評が解散し連合になって以来、労働者が労働者階級の理論を学ぶ場がなくなっています。かつては労働組合運動の、それ自身かつ必須の領域をなしていまし た。労働者から理論を奪ってしまうこと、学ばせないこと自身が資本の労働者への攻撃だといわなければなりません。いうまでもなく労働組合運動は、労働者が 階級理論を持たなければ成り立たない運動であり、労働者が自分自身の考え、行動に本当の自信と確信を持ったときに大きな力を発揮します。
大失業と戦争の時代へ大きく歴史が転換するなかで、労働者階級の理論を学ぶ場が今日ほど切実に求められているときはないと考えます。
私たちは、闘う労働運動の再生、発展に向けてこの「労働者学習センター運動」と私たちが呼びかけている「たたかう労働組合の全国ネットワーク運動」を車の両輪にして推し進めていきたいと考えています。階級的理論なくして階級的な実践はありません。
労働者学習センターの第10期労働学校への積極的な参加を心よりお願いいたします。

2011年2月

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