第21期(2021/04~2022/03)労働学校のご案内
第21期労働学校への参加を呼びかけます
動労千葉が設立した労働者学習センターの労働学校は2001年に始まり、今年4月で20期目を迎えます。
労働学校を始めるにあたって当時の学校長であり、今は亡き中野洋動労千葉元委員長は、以下のように呼びかけました。
「総評傘下の組合は、おしなべて『労働学校』を常設し、全組合員を対象としたマルクス主義の学習活動が盛んに行われていました。労働組合の学習活動は、ただ『物知り』になるために、ちょっとばかり『学』のあるところを人に見せるためにやるのではありません。労働組合の団結を強化し、資本と対決し、その攻撃をうち破るために絶対必要だからです。労働組合にとって『たたかい』と『学習』は車の両輪なのです。」(第1期労働学校案内から)
歴史は音をたてて動き出しています。その背景には広がる貧富の格差、貧困などへの怒りが世界を覆いつくしている現実があります。日本も例外ではありません。格差の拡大、貧困、総非正規化、改憲と戦争に対する怒りの決起が始まっています。
この激動・騒乱のなかで求められていることは、闘う労働組合が歴史の最前線に登場することです。闘う労働組合の再生です。職場で資本と対決する闘いをつくりだすことです。
同時に労働者、特に若い労働者が労働者であることに自信をと誇りをもって資本や社会に対して主張できる理論を学ぶことが切実に求められています。それが労働学校だと考えます。
多くの労働者、とりわけ青年労働者の参加を呼びかけます。
講座の進め方
① 田中学校長によるテーマ毎の講演
② 講師によるテーマ毎の講演
③ 質疑応答・討論 ※職場闘争の報告(テーマに沿い適宜)
④ 感想文の提出
⑤ 交流会
第21期(2021/04~2022/03)カリキュラム(予定)
開校式 2021年4月17日(土) 13:00~
◆動労千葉の歴史と闘い
4月17日(土)13:00~
講師 田中 康宏(動労千葉顧問)
日本の新自由主義の始まりである国鉄分割・民営化と闘って40年。その教訓とは。新由主義と闘う階級的労働運動を提起。
◆労働組合入門
5月15日(土) 13:00~
講師 白井 徹哉(ちば合同労組書記長)
動労千葉の闘いに学び、新しい労働組合結成の経験にもとづいて、その教訓を提起する。
◆階級的団結論
6月19日(土) 13:00~
講師 片峯 潤一(動労総連合書記)
『共産党宣言』の生きた実践である動労千葉労働運動を階級的団結論として提起する。
◆労働法制改悪―「働き方改革」との闘い
7月17日(土) 13:00~
講師 山本 志都(弁護士)
JRの「ジョブローテーション」に示されている「働き方改革」攻撃とは何か。
◆食糧自給を失った農業政策
8月21日(土)13:00~
講師 石原 健二(農学博士)
三里塚裁判で鎌倉さんとともに意見書を書かれ、証人にもなられました。農業政策の変容ー安倍政権の政策・TPP問題などを講義されます。
◆資本主義とはどういう社会か
8月21日(土)・9月18日(土) 各13:00~
講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人) マルクス『資本論』全三巻徹底解読の『資本論エッセンス』(鎌倉孝夫著)が出版さた。資本主義が限界にきている中で今こそ資本論エッセンスを学習しよう。
◆動労千葉国際連帯闘争の切りひらいたもの
10月16日(土) 13:00~
講師 動労千葉国際連帯委
2002年から約20年間の国際連帯の闘い、今こそ深化・発展の時。
◆日本労働運動史
11月20日(土) 13:00~
講師 井町 哲生(労働運動研究家)
国鉄分割・民営化反対―1047名解雇撤回闘争の30年をこえる闘いの教訓
◆社会保障改悪との闘い―医療介護をめぐる闘い
12月18日(土) 13:00~
講師 山部 明子(社会保障制度研究家)
コロナ禍のなかで「医療は社会保障だ」をかかげ起ちあがった医療労働者の闘いの切ひらいた地平。
◆帝国主義と戦争
2022年1月15日(土) 13:00~
講師 久木野 和也(ちば合同労組執行委員)
医療・福祉を削って軍事費に税金をつぎ込む日本。安保戦争法のもとで加速する軍事国化の現在地と戦争が起きるメカニズムを解説。労働者にとって戦争とは何かを明らかに。
◆戦争と改憲攻撃について
2月19日(土) 13:00~
講師 藤田 城治(弁護士)
菅政権は益々改憲・戦争攻撃を強めている。改憲阻止!大行進運動の発展をいかにかとるか。
◆階級的労働運動の前進のために
3月19日(土) 各13:00~
講師 交渉中
修了式 2022年3月19日(土) 16:00~
受講生募集要項
●開校時期 2021年4月17日(土)~2021年3月19日(土)
●募集人員 40人程度 ※各講座毎の受講も受け付けます。
●入学手続 受講申込書に必要事項を記入し、受講料をそえて労働者学習センター事務局へ申し込んでください。講座毎の受講は当日に受け付けます。
●学習期間 2021年4月~2022年3月、毎月第3土曜日 ※変更の場合は事前に連絡します。
●受講料 1万円(資料代などの費用が含まれています) 講座ごと受講生は1回1000円
●納入方法 一括納入、分割納入どちらでもかまいません。送金は労金口座振込、郵便振替、現金書留でお願いします。受講日当日、受付にて現金納入も受け付けます。
●修了資格 毎回感想文を提出し所定のカリキュラムを修めたものには修了証書を交付いたします。
●学習会場 DC会館/会議室(JR総武本線・東千葉駅前)
受講料納入方法
●現金書留 労働者学習センター事務局 宛
〒260-0017 千葉市中央区要町2-8 DC会館内
●振込
①中央労働金庫千葉支店(261)普通預金5050418 口座名称「労働者学習センター」
②郵便振替 口座番号00140-5-605635 口座名称「国鉄千葉動力車労働組合」
※通信欄に「第20期労働学校受講料」とご記入下さい。
その他、不明な点がありましたら下記の労働者学習センター事務局までお問い合わせ下さい。
千葉市中央区要町2-8DC会館内 労働者学習センター事務局
TEL043(222)7207 FAX043(224)7197
ホームページ http://www.doro-chiba.org/
Eメール school@doro-chiba.org