闘春
2018年弁護団の念頭のご挨拶
動労千葉弁護団長 葉山岳夫
朝鮮戦争が切迫しています。そして、安倍政権は、憲法9条に自衛隊の保持を付け加えるという、憲法9条を空文化する改憲攻撃を強行しようとしています。朝鮮戦争と9条改憲、共謀罪、そして反動労働法制は、一体の攻撃です。朝鮮戦争は、核戦争です。この戦争の開戦を絶対に阻止しましょう。
国鉄分割民営化の破綻は、今や明らかです。新自由主義安倍政権とJR資本は、第二、第三の分割民営化というべき外注化、分社化、JR会社の持ち株会社化を狙っていますがこれに対する反合理化運転保安闘争の正しさは、ますます明らかです。昨年10月の東京地裁判決は、裁判の態をなしていない反動判決です。絶対に粉砕しましょう。
正規職、非正規職の分断を乗り越えて団結し、外注化、分社化と闘う労働者の連帯を造り出し、1047名解雇撤回闘争の一環として労働委員会闘争をも闘おうとしている動労千葉の皆さんの闘いに敬意を表明させて頂きます。今年こそ、安倍を倒し、朝鮮戦争と改憲を阻止して、反動労働法制をくい止める闘いの正念場です。弁護団は皆さんと連帯して徹底的に闘います。頑張りましょう。
団結した力で闘えば勝てる
動労千葉OB会長 永田雅章
2018年を迎えて安倍政権は、2020年に向かって北朝鮮問題を口実にした防衛費増大、天皇代替わり儀式、オリンピック等で国民の目先を変えて改憲―戦争国家づくりに突き進んでいます。
労働組合が解体された結果として、分割・民営化の破綻として北海道・四国・九州のJRの現実や、新幹線のあわや大事故になるような運転保安無視の安全崩壊や、リニア中央新幹線の不正受注談合の腐敗等、世の中いつ何が起きても不思議ではない時代を迎えました。
そうした中で団結して闘った成果として、出向裁判でのJR・裁判所が一体となった外注化―出向・転籍攻撃にも、組織拡大すれば勝てるという反撃の闘いが進んでいます。
また集中と選択という形での地域の切り捨て・破壊の攻撃に対して「内房線を守る会」を結成して住民の決起が始まっています。
労働者が力を取り戻して団結して闘えば勝てるという闘いこそ4月1日の無期転換の闘いだと思います。CTSでは、全員の無期転換を勝ち取ろうとしています。450万人の対象者の職場や地域の仲間に訴えて、雇い止めを阻止して組合に加入して無期転換を勝ち取り色々な権利を行使して職場環境や労働条件の向上を実現しましょう。2020年の改憲阻止へ1歩1歩着実に足元を固めて動労総連合と合同労組の点、線、面への拡大に向けて闘いましょう。動労千葉OB会は組合員と共に闘います。
鉄道の安全が心配
動労千葉家族会長 山田
破断寸前の台車で走っていた新幹線、相次ぐ事故…外注化のしわ寄せが軋みを上げているようです。鉄道の安全が心配です。内房線に続いて外房線でもローカル線の切り捨てが始まろうとしています。昨年のように地元と一緒に声を上げれば、それを押し止める大きな力になると思います。また、年金が出ないなかで定年を迎えた多くの人が再雇用で働いています。退職年齢の引き上げをなんとしても実現したいものです。
キナ臭い動きのなかで改憲が叫ばれています。森友・加計疑惑の中心でもある安倍政権に私たちの未来は託せません。親組合とともに今年もがんばります。好評だった料理教室を今年も行う予定です。
本年もよろしくお願いいたします。
新たな北総反乱の年に
三里塚芝山連合空港反対同盟
2018年の年頭にあたり闘いの勝利に向けたあいさつを申し上げます。
本年は私たちが動労千葉と築いてきた労農連帯の力を存分に発揮して、安倍政権による戦争と改憲攻撃をうち破る決戦の年です。昨年、皆さんが次々と新たな地平を切り開いたように、三里塚闘争も大きな前進を実現しました。最高裁で決定した市東孝雄さんに対する農地の強制執行を、動労千葉をはじめとした全国の労農学市民の力で阻み続けています。さらに、この闘いと結びついて、国土交通省・NAAによる「成田空港機能強化案」強行を許さない闘いを、燎原の火のように拡大させています。数万に及ぶ騒音下住民の怒りの声で、「強化案」は承認の見通しすら立ちません。強制執行阻止の決戦と周辺住民の決起がついに合流を開始しました。まさに新たな北総反乱の開始です。
2018年、私たちは「決戦本部」を先頭にして市東さんの農地を守り、現地をめぐる闘いの陣形をさらに拡大しながら、戦争と改憲攻撃を許さない決戦の大きな一翼を担うべく闘います。動労千葉の闘いと三里塚闘争の新たな爆発こそ、安倍政権を打倒する力です。共に闘いましょう。
3・8請求異議裁判闘争へ! 4・1三里塚全国集会へ!