動労水戸は12月18日と1月4日、ライフサイクル発令粉砕を掲げ2波のストライキを闘い抜いた。
「全員がプロにならなくてもいい」
12月16日の動労水戸とJR水戸支社の団交で、会社は駅配転の業務上の必要性についてまともな説明がでず、「運輸のプロ」については、「全員がプロにならなくてもいい」とまで発言。さらには8年間の施策の結果につい
て「成果は見えるものではない。数値化はできない」「レベルの向上とは一概には言えない」と、ライフサイクルのデタラメさ・不必要さが完全に明らかとなった。
1月4日、13時から勝田運輸区前で抗議行動。次に水戸駅北口での大街頭宣伝!最後はJR水戸支社前でライフサイクル断固拒否の怒りを叩きつけた! |
東労組の裏切り
「ライフサイクルの深度化は、就業規則にもなければ組合と会社の協定にもなっていない。ただ東労組との「覚書」があるだけで、東労組が認めなければ成立し ないとことんインチキな制度だ。それを東労組所属でもない動労水戸や動労千葉の青年に適用すること自体が不当労働行為である。
駅業務の外注化が狙い
JRは「運輸のプロを育成するため」といっているが、まったくのウソ。駅の外注化を進める過程で生じる人員不足を一時的に穴埋めする ために運転士をたらい回しにしているのだ。実際、ライフサイクルで行かされた先で「君たちは運輸のプロではない。駅の代替要員だ」と言われた青年もいる。
そしてもう一つは、労働者の団結を破壊し、会社の意のままになるロボットのような社員をつくろうという労務政策でもある。
ライフサイクル廃止の闘いは、JRが狙う駅・運転士・車掌まで含めた全面外注化攻撃を破綻に追い込む闘いでもある。
安全の崩壊と生活破壊
3年も運転業務から離れることは、運転士にとって技術力の低下や収入減、後輩への技術継承ができなくなるなど、安全の崩壊と生活破壊に直結する問題だ。外注化と非正規職化を進める「ライフサイクル深度化施策」は、直ちに廃止にすべきだ。
動労総連合の仲間とともに、制度撤廃の声をあげよう。
動労水戸・會澤運転士の訴え
「昨年12月29日に、2月1日付で駅への配転を打診されました。私が反対するのは、『自分が行きたくない』『運転士の仕事を大切にしたい』ということも あります。でも一番は、後輩が声を上げられる下地を作らなきゃいけないと思うからです。後輩たちが、『反対なので拒否します』と声を上げて欲しい。ライフ サイクル対象者の皆さん! 反対の声を上げ、動労水戸に結集して一緒に闘いましょう!
(1月4日)
「ライフサイクルが始まるとき、東労組の国鉄採の人たちが『俺たちもかつて運転士になるための条件として民間会社に出向に行ったんだから、お前たちも駅に 行くのは仕方ない』と言っていたのを覚えています。しかし、ライフサイクルは訳が違います。駅に行けば3年間もハンドルを奪われる。運転士の仕事は、経験 がものをいう仕事です。3年も乗務しなければ誰だって技術力は落ちます。本当に『運転士の仕事をなめるな!』と言いたいです」。(12月18日)
「昨年12月29日に、2月1日付で駅への配転を打診されました。私が反対するのは、『自分が行きたくない』『運転士の仕事を大切にした い』ということもあります。でも一番は、後輩が声を上げられる下地を作らなきゃいけないと思うからです。後輩たちが、『反対なので拒否します』と声を上げ て欲しい。ライフサイクル対象者の皆さん! 反対の声を上げ、動労水戸に結集して一緒に闘いましょう!(1月4日)