ATS-Pが故障したら、無保安状態で千葉駅まで運転しろというのか?
動労千葉申11号で、撤去の理由と、今後の取り扱いに関する解明要求を提出
JR千葉支社は、12月1日以降、ATSーS地上子の撤去を行うとの業務掲示を張り出している。その区間は、左記のとおり、千葉支社のほとんどの区間だ。
この中では、左記区間では「ATSーSNが一時使用停止となります」と記され、取り扱いについては、「ロング鳴動の場合」は「SN区間と同じ取り扱い」、「直下鳴動の場合」は「SN区間と同じ取り扱い」と記されているだけだ。
さらに、「ATSーSN使用停止区間でATSーP車上装置故障が発生した場合」の措置として、「指令の指示によりATSーP解放」→「適任者の添乗できる駅まで注意して運転」と記載されているだけだ。しかも、この内容については、職場では訓練も含めて全く周知されていない状況だ。
これまで、ATSーPが故障した際に千葉支社は、「ATSーSが起ち上がるから大丈夫」と団交で回答してきた。しかし、今後は、ATSーPが故障したらATSーSのバックアップはなくなり、無保安状態になるということだ。職場では、「ATSーPが故障したら『適任者がいる駅まで注意して運転』というが、駅業務が外注化されているため、適任者がいる駅といったら、結局、千葉駅まで行けということだ」「こんな無茶なことがあるか」という怒りの声が上がっている。
さらに重大なことは、運転保安にかかわる内容であるにもかかわらずこうした内容を労働組合に一切の説明も行わずに一方的に強行しようとしていることだ。
こうした安全無視の対応に対して動労千葉は、12月11日、動労千葉申11号により「ATSーS地上子撤去の理由及び撤去後における故障時の具体的対応」について解明を求める申し入れを行った。
反合・運転保安確立!JRの安全無視を絶対に許すな!労働条件改善ー行路緩和実現へ闘いぬこう!
反合・運転保安確立!JRの安全無視を許すな!
当面する行動予定
◆16年動労千葉団結旗開き
日 時 2016年1月9日(土)
13時から
場 所 千葉市・DC会館
※2016年の闘いはじめ!全力で 結集しよう!
◆労働学校第10回基礎講座
日 時 2016年1月16日(土)
13時から
場 所 千葉市・DC会館
内 容 「階級的団結論(その2)」
講師 片峯潤一氏
(全国運動事務局員)
※労働組合の闘いの意味、団結を拡大することの重要性について講義が行われます。各支部から結集を!