JR東日本は、久留里線(久留里~上総亀山間)の廃線計画を撤廃しろ!
署名をはじめ地域の力が12月段階での廃線化ーバス代替の「承認」をSTOP!
久留里線(久留里~上総亀山間)の廃線化をめぐり、沿線住民による必死の反対運動が大きく動き出している。
「亀山の会」が結成され、地域をあげての署名活動!
久留里線と地域を守る会は、9月の幹事会で久留里線の廃線に反対する署名運動を取り組むことを決定し、久留里線沿線、とくに廃線対象となっている久留里~上総亀山間(上総地区)を重点的に行うこととし、それ以降約3ヶ月間にわたり集中的な署名獲得運動を展開してきた。
この運動を受けて亀山地区では新たに「久留里線の存続を求める亀山の会」が発足し、そこが中心となって亀山地区での署名活動が取り組まれ、亀山在住1182人中859人(73%)からの署名を得るなど、文字通り地域をあげての署名活動が行われてきた。
さらに、君津市内を中心に各種イベントや駅前での署名活動が連日行われ、第1次集約時点で個人署名5116筆、インターネット署名4032筆、合計9148筆の署名が集まった。
これを受けて久留里線と地域を守る会は、12月16日にJR千葉支社、同17日に君津市に対して署名提出行動を行った。とくに、君津市への署名提出には、亀山地区をはじめ沿線地域から多数が参加し、この署名に込められた意味や思い、久留里線の存続が地域にとっていかに重要かなどが次々に訴えられ、最後に三浦久吉代表から市の担当者に署名が手渡された。
また、署名提出にはマスコミも多数駆けつけ、大きく報じられる状況であった。
「地域をあげた取り組みが力関係を作った」ー三浦代表
12月22日、君津市役所において、「君津市地域公共交通会議」の第3回会合が行われた。当初は、この会合で久留里線の廃線ーバス代替が「承認」されるのではないかと危惧されていた。久留里線と地域を守る会を中心に傍聴する中、君津市からバス路線の検討結果等が説明され、JRは廃線手続きの説明を行ったが、議論は継続となった。
これを受けて久留里線と地域を守る会の三浦代表は、「地域をあげて署名を取り組んだ力が現時点での『承認』をさせない力関係をつくった。さらに運動を続け、廃線阻止まで闘いぬく」との決意を明らかにした。廃線阻止へさら闘いぬこう!
JRは、ローカル線の廃線計画を直ちに撤回しろ!
JR東日本に要請行動を行う!
12月23日、久留里線と地域を守る会、吾妻線を守る会、住民のいのちと安全・廃線から暮らしを守る連絡会議の3団体は、JR東日本によるローカル線の切り捨てに抗議し、撤回を求めてJR東日本本社に対する申し入れ行動を行った。申し入れには約30人の仲間たちが駆けつけ、ともに要請行動を行った。
申し入れは、連絡会議の二甁事務局長が事前に申し入れを行う旨を伝えていたにもかかわらず、JR東日本は正面入口をガードマンで固め「申し入れは受け取らない」として受け取りを拒否する不当な対応を行ってきた。直ちに玄関前での抗議集会が行われ、国労高崎、動労千葉などが次々に廃線阻止の訴えを行った。
最後に、ローカル線廃線阻止に向けて闘うことを確認し、団結ガンバローを三唱して申し入れ行動を終了した。


