<新たな船出! 全組合員の力を結集して大失業と
戦争の時代にたち向かおう。組織拡大を実現し、
21世紀に通用する動労千葉を創りあげよう!組合員の団結固め、嵐をのりこえて進もう!
常任顧問 中野 洋
動労千葉の原理・原則は、反合理化・運転保安確立の闘いであった。動労は、60年代初頭に「闘いなくして安全なし」のスローガンを確立した。そして、その闘いを最も先頭で担ったのが千葉地本だった。72年の船橋事故-高石闘争は反合・運転保安闘争をレベルアップさせ、われわれは全国一の労働条件を獲得した。しかしそれは分割・民営化攻撃で一瞬にして奪われた。そして今度は保守三部門の全面的な外注化攻撃で安全を司る部門を切り捨てようとしている。安全を脅かす攻撃にはわれわれは問答無用で反対する。
動労千葉は日本の労働運動がやれなかったことにチャレンジしてその常識を覆して、団結を守りぬいてきた。新しい体制のもとに階級的労働運動を貫いた動労千葉が組織を拡大するという歴史にない闘いに挑戦しよう。
私は人生の全てを労働運動にかけ、皆さんのようないい仲間に出会えて本当に幸せだった。今後の新執行部をバックアップしたい。
執行委員長 田中 康宏
責任の重さを痛感している。それは中野委員長、布施副委員長という卓越した指導力を発揮した大先輩の後に委員長をひき受けるという責任の重さであり、歴史の大きな転換点にあって嵐のなかに船出する、その舵取りをする責任の重さということだ。しかし動労千葉は、どんなに困難な状況のなかでも「俺は労働者だ、俺は動労千葉だ」と、胸を張って言える仲間の信頼と団結をつくりあげてきた。これは20年以上にわたる長い時の積み重ね、組合員一人ひとり思い、怒りの積み重ねによってつくられたものだ。これを大切にし、そして労働組合の原則を守りぬくという原点かえって出発したい。そうすれば必ず未来はひらけると確信している。21世紀はあらゆる勢力がこれまでどおりでは存在できない時代だ。動労千葉の原点を守りぬくこと、そして大きく飛躍すること、この二つが求められている。このときに新世代の執行部がつくられたことは、大きなチャンスが与えられたということだ。私自身の飛躍をかけてこの情勢にたち向かいたい。