倒木が列車の運転台直撃!フロントガラスを突き破って運転士の直前まで!

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運転士の生命に関わる重大事故!
全ての原因は保線業務の全面外注化だ!

10月31日、外房線・勝浦~御宿間において、上り普通列車が倒木と衝突し、その際、倒木の一部が運転台のフロントガラスに突き刺さり、運転士まで数十センチメートルのところまで迫るという重大事故が発生した。
動労千葉は、この事故が運転士の生命に関わる重大事故であることから、JR千葉支社に緊急申し入れを行い、12月11日に団体交渉を行った。交渉の概要は以下のとおり。

時速100km/hで走行中に倒れた木と衝突!

組合 倒木との衝突事故の詳細を明らかにすること。
会社 事故の概況は以下のとおりである。
発生日時 2025年10月31日(金)
21時55分頃。
発生場所 勝浦~御宿間(67km付近)
当該列車 1226M 209系8両
安房鴨川発千葉行普通列車
事故概況 1226列車は、勝浦~御宿間を約100km/hで走行中、新第1浜トンネル入口(67km)付近で倒木を発見し、非常ブレーキをかけたが間に合わず衝突。
その際、倒木の一部が運転士側の前面ガラスに突き刺さったと思われる。運転士まで数十センチメートルであった。
また、運転手側や助手席側には倒木があたった際にできたと思われる大きなひび割れが数カ所あった。
列車は、倒木と衝突した後、倒木が突き刺さったままトンネル内(約210m)を通過して停車した。
トンネルを通過する際に倒木の一部がパンタグラフにあたり、1台を損傷したと思われる。

調査・管理は協力会社に丸投げー外注化を中止しろ!

組合 倒木の原因は何か。
会社 今回、倒れた木は、根元付近で直径50cm、高さ12mであったが、枯れて根元から折れて線路を支障したと考えられる。
組合 この間、風雨がないのに倒木が何件も発生している。
会社 7月1日に成田線・下総豊里~下総橘間で発生している。その他にも総武本線・榎戸~八街間でも発生している。
組合 沿線の樹木等については、保線関係で管理しているはずだ。
会社 沿線の樹木の管理については、2021年頃から専門の会社が調査を行い、計画的に伐採を行っている。
組合 専門の会社とは、JRのグループ会社のことか。
会社 JRの協力会社である。
組合 今回の倒れた木の調査と管理はどうなっていたのか。
会社 2022年に調査したが、その際には直ぐに倒れるような状況ではないと判断した。
組合 管理する場合、基準を設けて伐採の順位を付けるはずだが、今回の木はどの程度だったのか。
会社 22年の調査時には枯れていなかったため中間の順位だった。
組合 調査は22年以降は行っていないのか。
会社 22年の調査以降は行っていない。組合 3年で枯れて倒れたことを考えると毎年調査すべきではないのか。
会社 ・・・。
組合 倒竹などによる側灯の破損も増えている。入区時に交換している。発生件数はどの程度か。会社の認識はどうか。
会社 25年度だけで30件あり、前年よりも増えていると感じている。
組合 今回の倒木事故は、運転台に倒木の一部が突き刺さり、運転士の生命に関わる重大事故である。最大の原因は、保線を含めた設備関係の業務を全面的に外注化し、調査・管理も強力会社に丸投げしてきたことが最大の原因だ。一切の外注化を中止して直営化すべきだ。
会社 組合の主張は受け止めた。今後も適切に管理し、伐採等を行うものである。

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