「我慢できない」「会社はおかしい」と怒りの声が飛び交っている
1 特急列車の削減により拘束時間が増大し、終業時間が遅くなった
鴨川運輸区における乗務行路では、特急列車が削減されたために拘束時間が長くなり、それに伴って終業時間が大幅に遅くなっているのが実態だ。
左記の行路は、鴨川運輸区203行路だが、乗り出しは56Mの特急で安房鴨川~蘇我、その後、京葉線の各駅停車で蘇我~上総一ノ宮間を2往復し、最後は各駅停車で鴨川に帰るようになっている。
しかし、ダイ改前の行路(202行路)では、最後の蘇我~安房鴨川間は、61Mの特急列車が設定されていたが、今回のダイ改で259Mの各駅停車に変更 された。203行路の乗務キロは335・8kmで、鴨川運輸区内では208行路(337・4km)についで2番目に長い行路だ。そのため、昨年のダイ改に 関する団体交渉では乗務キロの軽減も含めてJR千葉支社を追及した。そのときにJR千葉支社は、「蘇我からの帰りは特急なので、帰りも早くなる。これでお 願いしたい」との回答を行っていたのだ。「特急だから」という理由をつけて長大行路への乗務を強制したにもかかわらず、今回のダイ改で特急を削減したた め、拘束時間が18分増え、終業時間は22分も遅くなってしまったのだ。
特急列車を削減した以上、203行路のような長大行路を乗務する理由は、もはやないはずだ。
鴨川運輸区では、特急列車だから我慢して乗っていたが、各駅停車化で乗務時間や終業時間が延びたことに対して「もう我慢できない」「会社の考え方もおかしい」との声が飛び交っている状況だ。
2 上総一ノ宮駅2番線での折り返しで、トイレにも行けない状況
203行路は、蘇我~上総一ノ宮間を2往復するようになっている。折り 返し駅の上総一ノ宮では2番線に到着するが、2番線にはトイレが設置されていないため、トイレにも行けない状況になっている。上総一ノ宮では、折り返し時 間が10分と設定されているが、10両編成の列車を移動する徒歩時間やスイッチ整備などの時間を除けば余裕は3分程度しかない状況だ。そのため、階段を 使った駅舎側のトイレに行く時間さえ厳しい状況だ。しかもそれが2回も設定されているのだ。
さらに、210行路(大原泊)の場合には、勝浦折り返しで8分しかないのが現実だ。
また、泊行路で明け時間が12時を過ぎる行路は216行路(12時16分)、217行路(12時39分)、215行路(12時46分)と3本に増えている。このままでは事故が起きてしまう。
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