警備法廷撤回を求め抗議申し入れ行う
9月9日、東京高裁第24民事部に対して、国鉄1047名解雇撤回を求める高裁署名4766筆を提出した。また、裁判所による警備法廷指定に抗議し、その撤回と大法廷での開催を求める申し入れを行った。
1047名解雇当該である中村副委員長を先頭に、各支部組合員、支援の仲間が結集した。
署名提出行動では、東京高裁民事訟廷管理官2名が対応した。中村副委員長が解雇撤回判決を求める要請文を読み上げ、全国から寄せられた署名の重みを受け止めるよう訴えた。警備法廷撤回を求める申し入れは動労総連合の川崎書記長が行った。
裁判所の「自作自演」だ
- 東京高裁前で署名を掲げる中村副委員長
- 提出行動で発言する中村副委員長
- 提出行動で発言する関委員長
国鉄分割・民営化による解雇から38年を経ても裁判が続いているのはJRが偽証を続けてきたからだ。それにも関わらず、「時効」でJRを免罪するなど絶対に許されない。不当な東京地裁判決を破棄し、解雇撤回を認める判決を強く要求した。
また、東京高裁による警備法廷指定は絶対に許されない。そもそも法廷が「混乱した」と言えるのは、一審の結審時のみだ。それは裁判長が裁判終了後も居座ったために、結審の理由を問うた傍聴者を次々と退廷させるという暴挙に出たからだ。それ以外には「混乱」と言えるような状況は一度もおきていない。
裁判所自身の挑発で「混乱」を引き起こし、それを口実に第一回の裁判から警備法廷を指定する―すべてが裁判所の「自作自演」だ。裁判長らが、もともと偏見を持って裁判に臨んでいるとしか考えられない。「公正な裁判を受ける権利」を裁判所が侵害しているのだ。参加者から撤回を求めて発言し、弁護団からも「忌避の理由にもなりうる」と抗議が行われた。
要請行動の後、組合員と支援の仲間は、高裁前で再びシュプレヒコールを行い、「東裁判長はまともな審理を行え」「警備法廷を撤回せよ」と訴えた。
東京高裁を包囲しよう
われわれは闘いの中で国鉄分割・民営化の隠された真実をすべて暴き出した。東京高裁が何一つ真実を調べず、再びJRを免罪するなど許すことはできない。9月19日の裁判闘争は改めて決定的だ。大結集で高裁を包囲し、解雇撤回・JR復帰をかちとろう。
◆国鉄1047名解雇撤回裁判闘争
控訴審第1回期日
日時:9月19日(金)15時30分~
◆東京高裁包囲デモ
集合:13時30分 日比谷公園霞門
◆裁判後、報告集会を開催
場所:日比谷図書文化館 地下大ホール
(東京都千代田区日比谷公園1−4 )