動労東京環境アクセス支部がストライキ
支部結成後初のスト
動労東京環境アクセス支部が6月20日、昨年5月に支部を結成して以来、初めてのストライキに立ちあがった。早朝からのスト突入行動、上野駅前での街宣行動に続いて、環境アクセス本社(東京都台東区)付近の西町公園での昼休み集会を行い、アクセス本社への申し入れ行動を行った。動労千葉からも北村執行委員が駆けつけ、集会・申し入れをともに闘った。
宮本支部長スト宣言
集会であいさつに立った宮本恵実支部長は、①月給制の労働者5万円の賃上げ、時給制労働者は最低時給を1500円にすること、②またパート労働者だけ賃金改定を10月からとする差別をやめ4月に賃金改定を行うこと、③労働者の心身の健康を守るために「2徹」を無くすことなどを求めてストライキを決行したことを明らかにした。
そして、何よりも労働組合こそが戦争を止められる事を示す反戦ストとして立ち上がったことを意気高く確認した。
闘いに自信と確信を深める
早朝からの行動では、環境アクセスとJR東日本当局が監視に来たものの、街頭の反応は想像以上にすばらしく、初めて闘いに立ち上がった組合員が、支部の闘いに自信と確信を深めた姿が印象的だった。動労総連合の仲間とともに、さらなる組織拡大へ闘おう。
「久留里線廃線化を許さないぞ」
君津市地域公共交通会議に傍聴行動
許しがたい条件を付して開かれた
君津市の今年度第1回目の地域公共交通会議が6月23日、君津市役所の大会議室で開かれた。
久留里線と地域を守る会と久留里線沿線住民、内房の会・外房の会が傍聴行動を行った。動労千葉の大竹執行委員、関和幸特別執行員も傍聴に参加した。交通会議は、当初から傍聴の条件として「発言も拍手もしてはいけない」「従わない場合は退場」なる許しがたい条件を付して開かれた。
「代替交通」と廃線が前提に
会議では、6番目の議題が「JR久留里線(久留里~上総亀山間)の代替交通について」となっており、あたかも久留里~上総亀山間の廃線が前提であるかのようになっている。
会議資料では、具体的に代替バスのルート、本数、料金などが示された。市担当者は「君津市として、どうするかは決まっていない。現時点ではたたき台」と述べた。
また沿線住民の中に、相当な不安があることが観光協会や地元自治体の発言で示された。
8月住民説明会開催予定
久留里線をめぐる今後のスケジュールとして、8月に住民説明会、9月に議会報告、12月頃に第2回交通会議、3月頃に第3回交通会議を予定していることが明らかにされた。
バス転換の破産は明らか
「バス転換方針」そのものが、はじめから「廃線のための一里塚」に過ぎず、全国の状況を見るならばそれ自身があらかじめ破産していることは明らかだ。
久留里線(久留里~上総亀山)廃線化攻撃は、全国の「不採算路線」廃線化の突破口と位置づけられており、JR大再編攻撃の中の重大な焦点となっている。粘り強く反対の声を上げ続けている地元住民と連帯し、久留里線廃線化をなんとしても阻止しよう。