いざ春闘第2波、第3波の闘いへ

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第2波 千葉機関区派出化移行段階(3/31~4/1)
第3波 CTS本社前行動(4月1日 18時~)

動労千葉は3・14~15に第1波48時間ストを打ち抜いた。
われわれは、今次ダイ改での、鴨川検査派出の廃止、初の長編成である常磐緩行線(10両)等へのワンマン運転拡大に「絶対反対」を訴えた。2度にわたる新幹線分離に象徴されるように、根底から安全の崩壊が進んでいる。その原因が外注化と要員削減、業務融合化とIT企業化、鉄道業務軽視により引き起こされていることを突き出し、抜本的な安全対策を求めて立ち上がった。
同時に、久留里線の廃線計画撤廃に向けて、「守る会」をはじめとする沿線住民とともに、JR千葉支社に対する闘いを展開したことは重要だ。
これに続き、全組合員が春闘第2ラウンドに立ち上がろう。

スト貫徹!総決起集会に150 人(15 日 DC 会館)

千葉機関区廃止絶対反対

第2波闘争は、千葉機関区廃止・隅田川機関区の派出化を絶対に許さない闘いだ。JR貨物は、38年間にもわたって、ただただ動労千葉への加入を恐れて新採を配置せず、希望者の千葉への転勤も拒否し、欠員が出るたびに仕業移管で対応する卑劣な労務政策を続けてきた。
仕業移管でななく、その要員を千葉機関区に配置すれば、わざわざ非効率となる仕業を組まなくても済むのは明らかだ。
しかも、これまで泊り3人体制(内勤2、外勤1)だったものを、4月1日からいきなり1名体制にすると提案してきた。一切の責任を現場に丸投げする無責任、理不尽を絶対に許すことはできない。
機関区廃止絶対反対を掲げ、第2波の闘いに結集しよう。

4・1CTS本社行動へ

3月18日のCTS新賃金交渉(1回目)では、会社から2024年度の決算概要が示され、約4700万円の赤字決算となる見通しが示された。会社からは、赤字解消の展望は何ら示されず、納得のいく回答は得られなかった。
動労千葉はCTSに、社員5 万円、契約・パート社員1500円への賃金引き上げを申し入れている。今こそ、抜本的な賃上げをかちとろう! 春闘第3波行動として、回答段階の4月1日、CTS本社前行動に全組合が結集しよう。階級的労働運動の出番 経団連は表向きは、政府と一緒になって「賃上げ」を呼号しているが、それはあくまで「付加価値・アウトプットの最大化」のため、つまり一部大企業の延命と利潤拡大のためにすぎない。人材のつなぎ止めも含めた、資本による、資本のための「賃上げ」だ。
その証拠に、郵政や自動車、JRも含め、大企業の下請け叩き、価格転嫁のネグレクトが横行し、労働者の7割が働く中小企業ではほとんど賃金が上がっていない。そして経団連は、「円滑な労働移動」をことさらに強調し、労働時間規制の見直し、労働組合の存在を土台とした戦後労働法制の解体、解雇自由化すら公然と狙っている。
この間、3年連続で実質賃金は低下、中小企業の賃金はほとんど上がらず、格差はますます拡大している。これが「官製春闘」の正体だ。政府・財界まかせで賃金など上がらない。労働者の団結した闘い、現場からの闘いこそ求められている。
他方、連合は、これほどの困窮拡大を前にしながらコトリとも動かず、ナショナルセンターとしての実質を喪失している。
そればかりか、労組幹部をとおして軍需産業への税金投入、原発再稼働にも深々と関与し、労組としてそれにお墨付きを与えるだけの存在になり果てている。9日にはあろうことか会長・芳野が自民党大会に来ひんとして出席(連合会長として20年ぶり)し、「政労使が協力して内外の問題を解決していかなければならない 」と現代の産業報国会の道をひた走っている。
しかし、政府や財界が、表向きだけでも「賃上げ」を叫ばざるをえないのはなぜか。30年以上にわたる新自由主義の満展開は、正規雇用を前提とした年金や社会保障制度をガタガタにし、医療や介護、教育、地方交通や社会インフラも含めて社会全体が崩壊するような現実を生み出してきたからだ。社会全体に怒りは満ち満ちている。今こそ階級的労働運動の出番だ。

組織拡大に大胆に踏み出そう

JR東日本への怒りは、JR本体でも、CTSでもかつてなく高まっている。組合としての闘い、日々の仕事も含めて、すべてを組織拡大の観点から位置づけ直し、いまこそ大胆に一歩、二歩と組織拡大に踏み出そう。第2波、第3波の闘いの中から組織拡大をかちとろう!

 

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