1月23日、JR貨物関東支社は3月ダイ改と年度末施策について、おおまか以下の通りの提案を行った。
1.本線乗務員運用見直し
現11交番から、8交番へ →25年春改正
2.管理体制の見直し
千葉機関区を廃止し、隅田川機関区の派出とする →24年年度末。
3.業務体制見直し
外勤業務の京葉臨海鉄道への業務委託解消→24年年度末。
4月以降は、JR本体による誘導業務のみ。
われわれはこの間、国鉄採用者が退職を迎え要員が逼迫する中、ダイ改時の仕業移管による要員確保ではなく、希望者の65歳以降の雇用延長、他区からの転勤・要員補充をもって、千葉機関区を「区」として存続させることを求めてきた。
「派出」にする必要はない!
組合の要求を無視した真逆の提案だ。京葉・千葉地区は、京浜地区の根岸・川崎貨物と共に関東から高崎・倉賀野、南松本、宇都宮、郡山へのタンク車による石油・ガソリン輸送という「ライフライン」を担う発着拠点だ。
千葉に乗務員基地を置くのが、一番効率がいい。千葉(蘇我駅)から出るタンク列車を、わざわざ隅田川機関区(南千住駅)から電車便乗でとりに来るという効率の悪さだ。
これはひとえに少人数の千葉機関区への転勤では、日貨労から「ひっくり返る」こと、動労千葉の組織拡大を恐れた反動的な労務政策が元凶だ。無駄な便乗の発生、千葉に家を買い、千葉機関区への転勤希望者もいるのに、「なぜ千葉機に転勤させないのか」と、日貨労の組合員からも疑問と怒りの声が上がっている。
堂々と怒りを持って闘おう!
国鉄分割・民営化は、中曽根が「総評、社会党を解体し、(それを支える)国労(国鉄労働運動)を潰し、立派な憲法を床の間に安置する」と、戦争と改憲に向けた戦後最大の労働運動解体攻撃であった。3人に1人の首切りの前に震え上がった当時の動労はこれに率先協力した。
大義名分であった「国鉄改革」の中身はどうか。安全の崩壊をもたらし、「国力のすべてを国防に集中する」=戦争国家化に向けたローカル線の廃線攻撃となっている。
総評の解散から連合の結成、労働運動の後退は2000万人をはるかにこえる非正規職労働者を生み出し、30年以上にわたって賃金は減少、労働者の生活と権利が破壊され、労働者の権利と団結を守るはずの労働組合のナショナルセンター「連合」の翼賛化によって、政界・大資本は不正と腐敗を極めている。
われわれは国鉄分割・民営化に2波ストライキをもって闘い、団結を堅持してJR体制下での「動労千葉絶滅攻撃」に勝利してきた。1047名の解雇撤回闘争は、「勝利まであと一歩」と不屈に継続されている。
闘いは、いまから・これから。千葉機関区廃止攻撃と堂々と怒りを持って闘い抜こう!
2・9国鉄集会
2月9日(日)午後2時から (開場1時15分)
江戸川区総合文化センター小ホール