国鉄1047名解雇撤回勝ちとるまで闘いぬこう!
異常な法廷警備弾劾!
警備法廷・鉄柵と多数の廷吏・原告本人と弁護士まで傍聴券?!
11月13日、東京地裁・須賀裁判長は国鉄1047名解雇撤回をめぐる裁判において、組合側の請求をすべて却下・棄却する反動判決を出してきた。「時効」を口実にして真実を明らかにすることを拒否し、国鉄分割・民営化の国家的不当労働行為を容認する許しがたい判決だ。怒りを込めて徹底弾劾する!
許しがたい弾圧体制
須賀裁判長は「却下・棄却」の結論だけ読み上げると、理由も述べずに裁判終了を宣言した。ところが、前回裁判に続き法廷に居残り、傍聴する仲間に「裁判は終わった」「退出せよ」と繰り返した。明らかに意図的に弾圧を狙った攻撃だ。
傍聴席から「説明しろ」「何も終わっていない!」と怒りが次々にたたきつけられた。前回裁判では退廷命令を連発したが今回は退廷命令も出せず、書記官に促されてすごすごと退廷していく他なかった。
今回の裁判では、法廷が「警備法廷」に急遽変更され、異常な警備体制がしかれた。法廷の内外に多数の廷吏が並び、法廷に続く廊下には鉄柵が設置された。裁判闘争は100人を超える結集だったが、半数以上は傍聴することができないだけでなく法廷前からも排除された。
しかも、裁判の原告本人や代理人弁護士まで鉄柵前で止められ、「傍聴券がなければ入れない」という信じがたい暴挙に手を染めた。国家権力としての裁判所の姿をむき出しにした異常な弾圧体制を許すことはできない!
国鉄闘争勝利まで闘おう
裁判終了後の総括集会では弁護団から判決の核心について報告をうけ1047名解雇当該から決意が述べられた。
その後、動労総連合・田中委員長、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さん、三里塚反対同盟、動労千葉を支援する会、動労総連合水戸、動労神奈川から発言をいただいた。最後に関委員長が11月集会結集へのお礼と1047名解雇撤回まで闘い抜く決意を述べて集会は締めくくられた。
われわれは直ちに控訴を決定した。解雇撤回・JR復帰まで断固として闘い抜こう。新たに開始される高裁署名運動に全力で取り組もう。
◯高石特別執行委員
最高裁で不当労働行為が認められた。本来なら解雇にならなかった。今回の判決は訴えてきたことが一かけらも入っていない。生きている間、最後まで闘っていく。今後ともよろしくお願いします。
◯中村副委員長
最高裁でも不当労働行為を認めさせて、大きな風穴を開けた。労働者は簡単に勝つことはできないけど、負けていない。こういう闘いをしていかないといけない。
全国の仲間が運動をずっと支えてくれた。そして、戦争情勢と言われる時に「戦争絶対反対」という声を私たちがあげられる。このことに誇りを持って闘っていきたい。裁判闘争と運動で、絶対に解雇を撤回させる。全国の仲間、世界の仲間とともに勝利をかちとりたい。