9月25日、65歳以降の雇用延長拒否・動労千葉排除をめぐる裁判闘争(第1次訴訟)の控訴審判決がだされた。
判決の内容は「エルダーから1名しか雇われていない年もあるから慣行はない」「JRとCTSの不当労働行為ではない」「団交の回答については謝罪している」など、ただたたJR・CTSを擁護するという結論ありきの反動判決だ。断じて許すことはできない!
動労千葉排除を許すな!
裁判闘争には当該組合員を先頭に、各支部組合員と支援の仲間が結集した。裁判に先立って当該でもある山田護特別執行委員は「控訴審は1回で結審。何も調べていない。絶対に許せない。裁判長を弾劾し闘う」と怒りと闘いの決意を述べた。渡辺書記長は「これでは一体、何のための控訴審なのか」と、真実を明らかにしようとしない裁判所を弾劾した。
裁判が始まると裁判長は「控訴を棄却する」と一言述べると何の説明もなく裁判を終了させた。「説明しろ」と怒りの声が上がったが、逃げるように退廷していった。
裁判後、当該の山田繁幸特別執行委員は「現場は現在も人が足らない。当日の点呼になってから仕事の差し替えやかけもちをやれと言われる。てんやわんやの状態だ。それを『足りている』とウソを言っている。諦めない限り負けない」と現場の実態と闘いの決意を語った。
山田護特執は要員不足にも関わらず動労千葉を排除するためだけに雇用延長を拒否するJR・CTSを弾劾し、「こんな攻撃は長くは通用しない」と闘いの継続を訴えた。
最後に関委員長が「動労千葉排除を許さず、現場から声を大にして闘っていく」と決意を語り、11・3労働者集会への結集を訴えた。
われわれは上告し闘いを継続する方針を決定した。労働委員会闘争、第2次訴訟とともに最高裁闘争を闘いぬこう。職場闘争、裁判・労働委員会闘争を一体で闘い、動労千葉排除攻撃をうちやぶろう。
8/1千葉県労働委員会調査
9/4千葉地裁裁判(第2次訴訟)
65歳以降の雇用延長拒否・動労千葉排除をめぐって、8月1日に千葉県労委第11回調査、9月4日に千葉地裁で第2次訴訟の裁判が行われた。裁判・労働委員会闘争を当該組合員を先頭に、各支部組合員が結集して闘った。
CTSはこれまでの団交で「経営状況が悪いからエルダーは雇えない」「ハローワークでの募集も行っていない」「景気が良くなれば、エルダーも雇いたい」などと回答してきた。だが、要員が不足してハローワークでの募集を再開してもエルダー雇用を拒否し続けている。
雇用拒否は、JR・CTSが結託して動労千葉を排除しようという不当労働行為であることは明らかだ。
裁判・労働委員会でこの点を追及した。JR・CTSはただちにエルダーの雇用延長を行え! 裁判・労働委員会闘争勝利へ闘おう。
【次回日程】
◯労働委員会
12月12日(木)14時~ 千葉県労委
◯千葉地裁(第二次訴訟)
11月20日(水)13時30分~ 601号法廷