地元住民からは、「使いたくても使えないので列車を増便してほしい」「観光需要の観点からも久留里線を残して欲しい」などの声が大きく上げっています。
久留里線と地域を守る会は、あくまで久留里線を存続させるために地域集会を開催します。全力結集を呼びかけます。
9月28日の動労千葉定期大会で、久留里線と地域を守る会代表の三浦久吉さんが来賓としてあいさつしました。発言要旨を紹介します。
久留里線と地域を守る会 三浦久吉代表
久留里線については、今年7月16日に第4回交通検討会議が開催された。久留里線・久留里~亀山間についてどうするかJR東日本が千葉県、君津市、他自治体に提案して設置された。昨年5月から4回開かれた。その中でJRが主張しているのは、「廃線でも存続でもない」ということ。そう言いながら、しかし「赤字があるんだ」「利用者が少ない」と再三にわたって主張した。日大工学部の藤井教授が座長だが、「鉄道に代わる代替交通を」という方向に議論が持っていかれている。
検討会議には、亀山、松丘、久留里の3地区の代表が参加している。久留里、松丘、亀山はいい環境ー自然がある。それを活かして東京などから呼んだらどうか、訴えている。しかし藤井座長はまったく取り上げようとしない。何が何でも廃線にしようという形で進められてきた。
第4回検討会議では、次で終わりだ、千葉県とJR、君津市に対して報告書を提出することになった。
今までの議事録を見ると、地域代表の発言はほとんど載っていない。それが報告の内容になるという危惧があって、9月9日に千葉県と君津市に地域住民の声を必ず報告書に載せること、3地区代表の発言も記載することを求めて、3地区代表の連名で、要望書を出した。これは大きなインパクトを与えたと思う。
9月13日に自治会長3名を呼んで、報告書の内容を納得させようとしていた。直前になって、3地区の申し入れ書が出て、説明は中止になった。
報告書については、検討会議の意向に沿った内容ではなく、地域の住民、3地区代表の意見を載せたものとして出させる必要がある。何としてもそれをかちとりたい。
それをバックアップする形で、10月19日に「守ろう久留里線 亀山集会」を計画している。各自治会長が頑張っています。ぜひ千葉やその他地域からも参加していただいて、決起集会としてかちとりたい。
これを大きな足がかりにして、久留里線廃線が国として地方の切り捨て、ローカル線廃止をもって、戦争のできる国家体制を作ろうとしているんだということを訴えながら、運動を進めている。今後ともご支援をお願いします。