検修全面外注化粉砕! 機能保全外注化・派出検査解体うちやぶろう

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今こそ怒りの声を!

会社は7月、来年4月から新系列車両の機能保全(旧車両の交番検査)の外注化を可能とするという提案、今年10月から駅派出業務を本区と融合化する提案を相次いで行った。

分社化・転籍に向けた攻撃

会社は「交番検査を委託してきた職場の車両が新系列に置き換わる」「4月からすべて外注化するわけではない」などと説明している。だが、どんな言葉でごまかそうとしても、現場で働いていれば、これが検修部門の全面外注化と分社化・転籍の攻撃であることは誰もが感じることだ。

会社は説明で、最終的に業務や雇用をどうしようとしているのか、まったく明らかにしていない。駅派出業務の本区との融合化は事実上、「派出対応はもう行わない」というに等しいものだ。だが、この派出検査解体攻撃も、実施のわずか2ヶ月前に提案するという状況だ。現場労働者をこんな形で好き勝手に扱おうということ自体が許しがたい!

「新たな出向はない」?

その一方で、ことさらに「新たな出向はない」「すべて外注化するわけではない」と強調している。しかし、それは「来年4月の段階では」という意味に過ぎない。しかも、攻撃が全面外注化、分社化の段階になる以上、その時に狙われるのは転籍攻撃だ。

なぜ、会社は説明でこんなごまかしを行っているのか? それは現場からの怒りの反乱を恐れているからだ。

われわれ動労千葉は、外注化攻撃に全力で立ち向かい、12年以上にわたって攻撃を阻止し続けた。会社がそれだけの間、外注化強行に踏み切れなかった最大の理由は、現場の怒りの決起と動労千葉への加入を恐れていたからだ。

外注化攻撃への現場からの反乱

一方で東労組は、現場組合員にも知らせずに会社と裏で合意して検修・構内業務外注化を進めようとしていた。11年6月に会社が「10月1日から京葉車両センターの2日勤分の業務を外注化する」と提案した時も、反対の声ひとつあげなかった。

しかし、現場の東労組組合員には怒りがあった。東労組京葉分会においては、青年組合員が先頭にたち、分会として外注化反対を決議することまで起こった。

この外注化攻撃では、外注化する業務をエルダー出向者に行わせる形で進められた。エルダーの労働者を外注化に協力させるために、退職予定者には「外注化される業務に就くなら京葉車両センターに再雇用させてやる」という卑劣な方法まで使った。

だが、エルダー社員として外注会社に出向させられた労働者たちも、「後輩の職場を奪うことはできない」と外注化される業務に就くことを拒否した。残ったのは、東京から送り込まれた革マル2人と23年間もハンドルを握ったことがない元管理者の3人だけだった。

結局、会社は団交の場で「10月1日実施はできない」と言わざるを得ないところに追い込まれたのだ。

検修・構内全面外注化は12年10月に強行された。だが、ギリギリまで会社・東労組は追い込まれていた。この過程で東労組は全面外注化を丸呑みして妥結するという、さらなる裏切りに走った。労働組合の協力抜きに、こんな攻撃は成り立たなかったのだ。

今こそ動労千葉に結集しよう!

カギは闘う労働組合の力だ。労働者が団結して闘えば、外注化攻撃も、分社化・転籍攻撃も粉砕できる。

だからこそ会社は、再び現場からの怒りの反乱が起きることを恐れているのだ。

とくに転籍は、労働者、労働組合の同意なく強制することはできない。反対を貫き、団結して闘えば、分社化・転籍攻撃は打ち破れる。ここに会社の攻撃の弱点もある。

団結して怒りの声を上げれば攻撃を打ち破ることができる。すべての仲間は今こそ動労千葉に結集し、ともに全面外注化、分社化・転籍反対の声を上げよう。

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