鉄道の軍事利用を許さない! 職場と仲間の団結を守ろう!第33回貨物協議会総会

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貨物協議会は、4月25日、第33回総会を開催しました。みんなの意見からも、関心が高いのは、
1、65歳以降、希望者の継続雇用で本線乗務員で働き続けることが出来るように。
2、高齢者ばかりの職場となり、大きな病気や怪我をした時、どうなるのか。
3、何よりも、千葉機関区の将来展望の明確化。
もっとも大切で、切実な問題です。明るく、元気に、安全・安心に働ける職場づくりへ、貨物協議会は、身を引き締めてこれらの取り組みを強化していかなければなりません。

闘いの課題

① 仕業緩和・高齢者交番、シニア社員として、安心・安全・健康に働ける職場づくり。
*基本要求として、仕業移管で欠員に対応するのではなく、千葉機関区を「区」として存続させること。他区からの転勤希望者・新採の配属を求める。
*65歳以降の希望者の雇用継続。差別的労務政策・不当労働行為を許さない闘いの強化。
② シニア社員制度における基本給の地域間格差・差別賃金の撤廃。
なによりも、人生の大半を過ごす職場において、一番大切な労働条件は「職場が明るく楽しいこと」「仲間に会えるのが嬉しいこと」です。
それには現場で労働者が団結して、お互いに助け合っていることです。「おかしいことは、おかしい」、「理不尽なことは絶対に許さない」と、キチンと声をあげ、職場と仲間の団結を守っていこう。

戦争協力拒否の闘いを!

4月10日の日米首脳会談では、日米同盟=日米安保体制の「中国侵略戦争同盟」へのアップグレードが確認された。共同声明では、沖縄・南西諸島における同盟の戦力態勢を最適化するために、米軍の再編・強化と自衛隊の配備の進展を推進することを明記した。
今、長射程ミサイルの大量配備をはじめ、戦場化を前提に九州・沖縄の要塞化が進められている。この「兵站」を担うために、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)によって、国が民間企業の資金、能力を活用する行政手法に基づき、鉄道では貨物列車、船舶では民間フェリーや貨物船を利用している。2024年度末には、陸・海・空各自衛隊の共同部隊「自衛隊海上輸送群」が新編成された。

警鐘を乱打し、闘いを巻き起こそう!

JR貨物の2024年度経営計画では、「災害による線路の寸断等、有事の際の迂回列車運転に対応が可能なように、乗務線区又は乗務車種拡大のための教育を実施」「現行で対応可能な迂回列車のための乗務線区、乗務車種に対する継続的な教育の実施」とある。「線路の寸断等」とは、なにも災害だけとは限らない。
特筆すべきは、「火薬類及び危険品積載コンテナの積載位置チェック機能の試使用の検証」だ。これは軍事行動のために、武器・弾薬の輸送状況をリアルタイムに自衛隊に報告するということではないのか。事態はここまで進んでいる。警鐘を乱打しなければならない。
ウクライナ、ガザ、アメリカ学生運動の歴史決起をはじめ、世界戦争の危機に世界中で闘いが爆発している。労働組合の戦争協力拒否の闘いを巻き起こそう!

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