90名の参加者が、「第2の尼崎事故を繰り返すな! ローカル線廃線反対! 戦争進める岸田打倒!」のシュプレヒコールを響かせて事故現場までデモ行進
4月21日、JR尼崎駅前の北広場において、「尼崎事故19カ年弾劾!4・21尼崎事故弾劾!集会」が、国鉄闘争全国運動・関西の呼びかけで開催され、雨天の中90名が結集し、集会・デモを闘いぬいた。
集会は、動労西日本の原田委員長の開会あいさつで始まり、山田書記長が基調報告を行った。基調では、05年4月25日の尼崎事故で107人の乗員・乗客の生命が奪われた。その原因は分割・民営化であり、安全無視の合理化、要員削減、日勤教育を行ったJR西日本に全ての責任があること、いつ第2の尼崎事故が起きてもおかしくない状況であることをあらためて訴えた。
つづいて3労組からのアピールが行われ、最初に動労千葉の川崎執行委員から、JR東日本でも外注化から20年以上が経つ中で列車を運行し設備を保守・点検する体制が崩壊し、重大事故が相次いでいること、こうした状況に対して3月ダイ改をストライキで闘いぬき、闘う労働運動の再生に向けてともに闘うことを訴えた。
関西生コン支部の武谷副委員長からは、関生支部への弾圧を粉砕するために全力をあげるとの決意が語られた。
そして、港合同昌一金属支部の木下委員長からは、昌一金属資本の民事再生=倒産攻撃と、事業譲渡先の那須電機鉄工による組合役員4名に対する選別解雇攻撃に断固として反撃するとの決意が語られた。
その後、動労西日本、動労総連合九州などからの決意表明が行われた。
集会後、参加者は、「第2の尼崎事故を繰り返すな!」のシュプレヒコールを高らかに訴えて事故現場までのデモ行進を闘いぬいた。
尼崎事故19カ年弾劾!反合・運転保安闘争勝利!関生支部弾圧粉砕!昌一金属支部破壊の選別解雇攻撃粉砕に向けて団結してガンバロー!
永住権はく奪狙う入管法改悪許すな!
4・21 入管法と民族差別を撃つ全国交流集会
4月21日、横浜市において難民追い出しのための改悪入管法全面施行(6月10日)阻止を求め、日米による中国侵略戦争に向けた動きに反対する全国交流集会が開催された。
今年3月には新たな入管法改悪案が閣議決定された。
悪名高い外国人技能実習制度の「見直し」に乗じて永住権をはく奪する攻撃が狙われている。納税の滞納などの「公的義務を履行しない者」として地方自治体から通報できる制度も設けるという。そもそも技能実習制度の代わりにできる「育成就労制度」は、圧倒的な労働力不足のなかで、外国人労働者を確保しようというものだ。
「働くだけ働いて帰れ」
その新制度で永住につながる就労者を制限するとして、改正の目玉とされた「転籍=職場移転の自由」は、結局期限を設けられ、家族帯同禁止など厳しい制限が課されている。働くだけ働いて家族と共に暮らすこともできず最長5年の在留期間が切れたら帰れという、こんな手前勝手な話があるか。労働者をなめるのもいい加減にしろ! 背景には急速に進む戦争体制づくりがあることは明らかだ。
集会では、藤岡事件を語り継ぐ市民の会や「群馬の森」朝鮮人追悼碑強制撤去との闘い、牛久入管収用所問題を考える会、在日ビルマ市民労働組合など、様々な立場からの報告、また難民・仮放免者からの訴え、滞日外国人労働者からともに闘うアピールがされた。
動労千葉からは中村副委員長が戦争絶対反対の声を上げ、世界の労働者ともに闘う決意を表明した。