1047名解雇撤回、外注化粉砕、組織拡大を!
戦争と民営化の安倍政権打倒へ!
2015年 団結旗開き開催
動労千葉は、1月10日、13時よりDC会館において、15年団結旗開きを開催した。
大竹副委員長の開会のあいさつの後、中村仁執行委員の司会で進められ、冒頭、田中委員長から新年の挨拶が行われた。
来賓挨拶では、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長が「三里塚は50年間にわたって闘ってきた。労働者と農民が団結して今の政治を根本から変える。今日の旗開きはその第一歩にしましょう」と決意が述べられた。葉山弁護団長は、「6次にわたる最高裁申し入れ、8万3千筆を越える署名提出行動は最高裁を大きく揺さぶっている。地裁、高裁で不当労働行為を認め、最高裁はこれをひっくり返すことはできない。解雇撤回・JR復帰しかない」と決意が述べられた。その後、田中委員長と家族会の山田会長と佐藤さん3人による鏡開きがあり、動労千葉OB会の永田会長の音頭で乾杯し、歓談に入った。
第2部に入り、情報労連千葉県協議会、動労水戸、ス労自主、精研労組、東部ユニオン吉崎製作所分会、ちば合同労組、動労千葉を支援する会の山本事務局長から挨拶がされた。さらに都革新、婦人民主クラブ全国協、星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議、水平同盟などから連帯のあいさつが行われた。そして動労千葉からの決意表明では、争議団の中村仁君、外注化―強制出向粉砕に向けて幕張支部・山田支部長、さらに3月ダイ改=ローカル線切り捨て攻撃との闘いに向けて木更津支部、佐倉支部、銚子支部から決意が語られた。そして、各支部からも代表者が決意を行い、最後に本部を代表して長田書記長が闘う決意を行った。
最後に、恒例のビンゴ大会で盛り上がった後、青年部の音頭でインターナショナルを合唱し、田中委員長の団結ガンバローで終了した。
田中委員長あいさつ(要旨)
困難な職場の中で、職場で奮闘されている組合員の皆さん。そして、長い間動労千葉の闘いを支援してくださった、来賓や支援する会の皆さん、本当にありがとうございます。
年頭に立って、今年2015年という年が、労働者にとって本当に大きな岐路、分かれ道、分岐点をなす年になるとの思いでこの時代を見ています。安倍政権は昨年、憲法を踏みにじって集団的自衛権を行使するという閣議決定を強行しました。しかも、安倍政権はこの5月、6月には「集団的自衛権関連法」なるものを、一括して国会に上程すると言っています。絶対に阻止しければならない。労働組合の一番大事な仕事は何か。それは戦争をさせない。これなしに、労働者の団結、権利は絵に描いた餅です。
この1年間、動労千葉は現場の本当に大変な奮闘を先頭にして、一歩一歩勝利をかちとってきました。最高裁は判決を下ろすことができずに、すべてが新年になだれ込みました。
この年頭から大変なことが起きている。数日前、国保を市町村では全部破綻するから県に移管するという。これだけで絶対終わらない。安倍政権が必ず言い出すのは、県だって財政破綻しているから民間活力を導入する、国保の民営化です。むしろこれが狙いです。そうなったら皆保険制度が壊れる。去年は年金資金を半分、株に突っ込んだ。株価が暴落したら年金資金が吹っ飛ぶ。さらに地方は息絶えなのに、JR千葉支社は3月ダイ改で特急列車の全面的な削減、廃止を発表した。ローカル線廃止には地域の総反乱をつくり出し、ストライキで闘います。
1047名の解雇撤回、外注化粉砕闘争、組織破壊攻撃を粉砕して大量退職問題に対して定年延長と65歳まで働ける労働条件を絶対かちとる。そして、民営化・規制緩和、新自由主義政策がもたらした社会崩壊、戦争への道、これに対して立ち向かう闘いを絶対に貫きたい。
全部がもう限界です。怒りの声を全部糾合して、今年は国鉄闘争に勝利する年にしたい。団結を固めて、胸を張って明るく2015年を進みたい。今日は本当にありがとうございました。