2/11国鉄集会を開催 国鉄分割・民営化で不当解雇から37年 戦争協力拒否!鉄道の軍事利用を許すな!

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国鉄分割・民営化による解雇から37年、2月11日、国鉄闘争全国運動は千葉市文化センターアートホールで国鉄集会を開催し、460人が結集した。司会を動労千葉の佐藤副委員長、東京北部の自治労の仲間が担った。

開会のあいさつを、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが行い、午前中に行われたローカル線廃止反対運動をテーマとした活動者会議の報告が行われ、「国鉄闘争の地平で廃線化攻撃を全人民的課題として取り組み、労働組合の闘いを柱に階級闘争として闘うという方向性がうちだされた」と報告した。
連帯あいさつを、三里塚空港反対同盟の伊藤信晴さん、在日ビルマ市民労働組合ミンスイ委員長が行った。ミンスイさんは自民党議員の裏金問題の腐敗を弾劾し、伊藤さんは市東さんの農地強制収用を絶対に阻止するために耕作権裁判への傍聴と3・31芝山現地闘争への結集を訴えた。
特別報告を能登半島地震の現地からの動労総連合北陸の出口委員長(メッセージ)、と動労千葉国際連帯委員会の山本弘行氏が行った。
◆3月ダイ改スト構える
動労千葉の関委員長が「JR民営化大崩壊と労働運動の再生」と題して基調を報告した。動労千葉は24春闘を、「反合理化・運転保安確立!鉄道崩壊粉砕!3月ダイ改阻止、大幅賃金獲得、組織拡大実現の反戦春闘として位置づけ、ストライキを構えて全力で闘うことを宣言した。
◆不当労働行為の責任を必ずとらせる
つづいて、1047名解雇撤回闘争から当該と弁護団から発言が行われた。争議団の中村副委員長は、「ガザ、ウクライナ、世界戦争を止めるのは世界の労働者階級の団結した力だ。解雇撤回・JR復帰を必ず実現する。そのためにはJR東日本社長深沢を法廷に引きずりだし、不当労働行為の責任をとらせる。共に闘おう」と力強い訴えを行った。
◆廃線化阻止の闘いを全国に拡大しよう
次に、廃線化・国家改造計画粉砕に向けた訴えが行われた。久留里線と地域を守る会の三浦代表、芸備線廃線化阻止の闘いの報告を動労西日本の山田書記長、米坂線廃線化阻止の闘いの報告を動労総連合新潟の杉野委員長が行った。
三浦代表は、廃線化阻止の闘いを全国的に拡大し、地域住民と鉄道職場の闘いが一体となって進めていこうと訴えた。
◆JR現場から報告と決意
3月ダイヤ改定阻止にむけた現場からの報告を動労千葉・渡辺書記長と動労水戸・照沼委員長が行った。渡辺書記長は「今のJR東日本の合理化と効率化で若手は嫌気をさし若年退職が急増し、SNSではブラック企業№1と言われている。そういう中で組織拡大の結果を出したい」と述べ、照沼委員長は、「辞める前に闘って職場や会社を変えていこう、仕事の誇りを取り戻そうと訴えていける組合に成長し組織拡大を実現したい」と決意を述べた。
◆関西生コン支部から
関生支部の武谷副委員長は、「2月6日の滋賀のビラまき弾圧での判決は7名無罪だが、2名はコンプラ違反の不当判決だ。湯川委員長の実刑判決を絶対に許さない」と語り、最後に今年の11月労働者集会への大結集を訴えた。
◆ストを闘った組合から
昨年11月20日一時金闘争でストに起ちあがた港合同昌一金属支部の木下委員長、JAM日機労組の山口委員長から闘いが報告された。
12月2日、8日と連続ストを行った船橋二和病院労組の飯田委員長は「社会保障を切り捨て戦争に使わせない。戦争を阻止し社会保障を取り戻す闘いとしてストを打ち抜いた」と報告。さらに「厚生労働省の『医師の働き方改革』『宿日直許可申請』は労基法破壊であり医師の過労死を招く」と怒りを込めて弾劾し、「3月8日、厚労省に攻め上る」と決意を語った。
最後に「3労組共同アピール2024」が読み上げられ、動労総連合の川崎書記長がまとめと団結頑張ろうで集会を締めくくった。

 

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