「場内に対する進行の指示運転」導入は危険だ①「絶対信号機」の概念そのものを解体JR東日本は、11月1日から、運転取扱実施基準の改訂を行うとともに、新たに「場内に対する進行の指示運転」の導入を行ってきた。とくに、「場内に対する進行の指示運転」に関しては、これまで運転士にして場内信号機を「絶対信号機」として教育してきた概念そのものを否定し、運転保安を根底から解体するものだ。これまでの運転取り扱いでは、信号を見る、守る、従うということを列車運転の基本中の基本としてきた。しかし、今回「場内に対する進行の指示運転」を導入するにあたってJR東日本本社の安対自らが「『絶対信号機』という概念はない。俗称にすぎない」「(第1場内信号機で指示を受けた場合、第2,第3場内信号機を無視することについて)無視するのではなく、信号を見なくてよいということだ」等々と回答してきたこと自体、鉄道会社として最大の使命である安全の確保を放棄したという以外ない。 規程違反は明らかJR東日本本社の回答で、場内信号機の内方に複数の場内信号機が存在する場合は「見なくてよ」と回答しているが、これは規程に明確に違反するものだ。運転取扱実施基準第170条では、次のように規定している。
これは、列車に対する信号現示が変化しても直ぐに対応できるように運転士は信号を常に見ることを規定したものだ。しかし、今回JR東日本本社が回答した内容は、これに真っ向から反するものだ。 代用手信号と同等ならば、なおさら無視できない 一方、「場内に対する進行の指示運転」についてJR東日本本社は、「『進行の指示』は信号にあたる」「代用手信号と同等」と回答している。しかし、この回答も規程に照らし合わせて見ると、矛盾だらけだ。
また、用語の意味では、信号を次のように定義している。
ここでいうように、信号とはあくまでも現示されたものであって、「場内に対する進行の指示運転」のように、「指示」を信号とは認めていないのだ。 02冬季物販を全力で取り組もう一〇四七名の解雇撤回に向けて、冬季物販の取り組みが山場を迎えている この冬の物販はこれまでになく重要な位置をもっている。次のことを訴え川全国オルグと組織内の目標達成に向けりて全力で取り組みを強化しよう。 ◆新たなスタートライン この二年余にわたる攻防戦をとおしーて、4党合意による一〇四七名闘争解体攻撃をはね返したことを訴えよう。 ◆一年間の間の闘いの勝利の地平 第二の分割・民営化攻撃と真正面から対決して4日間のストライキに起ち上がり、検修・構内業務の全面外注化をはじめとした攻撃を阻止していることを訴えよう。JRにおける攻撃は、今すべての労働者を襲っている大失業攻撃と全く同じものだ。敵の攻撃は決して磐石ではない。労働者が団結して立ちあがればはね返せるのだ ◆今こそ団結を取り戻そう 労働組合の存在価値が問われていることを訴えよう。一切の権利を奪い尽くすような攻撃が労働者を襲い、他方ではブッシュや小泉は果てしない戦争に突き進もうとしている。労働者の生きる権利を奪い、戦争に突き進むことによってしか存続できないような社会のあり方そのものが問題だ。首切り自由・賃下げ自由を許してはならない。 |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
|