9月27日、JR千葉支社は12月ダイ改の労働条件について提案を行ってきた。 【運輸関係】 要員関係について、運転士では、京葉線の白紙ダイ改にともない、行路の大幅な見直しが行われたことから2名増、千葉支社管内の行路の持ち替え等を行ったことにより千葉運転区で1名増となり、合計3名増となっている。 検修関係では、これまで首都圏の波動や中央線で使用していた189系及び183系車両の幕張配置にともない2名増となっている。 車掌関係では、運転士と同様京葉線の白紙ダイ改にともなう行路の見直し、そして東京支社との行路の持ち替えを行ったことにより津田沼車掌区▲5名、成田車掌区▲5名、千葉車掌区2名増、習志野運輸区2名増、京葉運輸区2名増となり、合計で▲4名となっている。このため、運輸関係総体では、1名の要員増となっている。
【列車体系】 列車体系では、白紙ダイ改が行われた京葉線及び武蔵野線では、朝通勤時間帯の上り各駅停車1本の快速への立て替えと武蔵野線快速の1本増発、快速列車で平日の南船橋の停車及び千葉みなとの終日停車、土休の八丁堀、南船橋、千葉みなと停車としている。また10時〜15時台については列車の等間隔運転を行い、また、蘇我〜海浜幕張駅間18本を削減し、海浜幕張折り返しにするとしている。この他に、武蔵野線の海浜幕張折り返し7本増、同じく武蔵野線で土休昼間帯時間5本の運転を6本に増発するとしている。 総武本線で、成東発上り特急「おはようしおさい2号」、東京発下り特急「ホームタウンしおさい15号」の増発を行い、一方では、千葉〜成東間の各駅1往復を削減するとしている。また、総武快速線では、昼間帯の快速列車4本の津田沼〜千葉間延長を行ない、その他に千葉駅発着の「あずさ」1往復の削減及び、1往復の秋葉原通過を行うとしている。 総武緩行線ではラッシュ直後の8時30分以降の列車本数について、運転間隔を調整して現行17本から18本に、また昼間帯の西船橋止まり上下4本を津田沼及び中野三鷹まで延長、終電近くの23時台の列車上下1往復を30分程度繰り下げ、7時から8時台3本について現行中野発を三鷹発に延長するとしている。 千葉支社管内の特急列車の停車駅については、内房線では五井、富浦、上総湊、青堀、勝山への新規停車と、佐貫の一部通過、外房線では、土気への新規停車等、総武本線では横芝への新規停車、成田線では滑河の新規停車となっている。また、「おはようさざなみ2号」の君津延長を行い、一方で土曜運転列車の保田〜館山間の削減をあげている。 外房線では、東京発「わかしお25号」のホームタウン化による全車自由席に、東金線の京葉直通快速の福俵駅停車を行うとしている。 営業キロについては、197.6キロの増となっており、また乗務キロについては京葉線の白紙ダイ改、東京との行路の持ち替え等により▲36.1キロとなっている。
【営業関係】 営業関係では12月ダイ改から東京臨海高速鉄道の臨海線と埼京線の相互兆通運転が行われることにともない、新木場駅の体制について2名の要員増とし、駅の体制も1徹1変1不を2徹1変としている。
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