米英軍のアフガニスタン空爆弾劾!日本の参戦を阻止しよう!
(1)10月8日、午前1時半、米英軍は、アフガニスタンの6つの都市に対して、B2ステルス爆撃機、B52爆撃機、空母艦載攻撃機等40機、巡航ミサイル50発による空爆を強行した。われわれは、満腔の怒りをこめてこれを徹底弾劾し、小泉政権の参戦阻止に総力でたちあがることを決意する。 ブッシュ米大統領は、今回の作戦を「不朽の正義」などと名付け、「テロとの闘い」といっているが、実際にやっていることはアフガニスタン人民への無差別攻撃であり、大虐殺である。カンダハルでは、空爆によって市内が停電し、通信が途絶えている。周辺国との国境が閉鎖され、逃げようのない多くのアフガニスタン人民の生活と生命を危機に追いやっている。われわれはこれを絶対に許すことはできない。 そもそも9・11事件はなぜ起こったのか。アメリカ帝国主義がさんざん中東を侵略し、虐殺を繰り返し、イスラエルという傀儡(かいらい)国家までつくって中東を支配してきたことへの積もりつもった被抑圧民族の怒りが爆発したものであり、アメリカ帝国主義にこそ一切の責任があるのだ。要するにアメリカ帝国主義のおごり高ぶった世界支配と侵略政策が事件を引き起こした根本原因であるにもかかわらず、この事件を口実にしてさらなる侵略と虐殺を強行したのだ。 この言語道断の暴挙を徹底弾劾し、ただちにアフガニスタンへの爆撃を中止することを強く要求する。
(2)小泉政権は、8日未明ただちに「空爆を強く支持する」表明を発すると同時に、「報復テロに備える」として「緊急テロ対策本部」を内閣に設置し、国内重要施設の警備や入国管理の強化などを指示した。小泉政権は事実上、憲法を停止状態に置き、日本を臨戦態勢におくに等しい体制を敷かんとしている。 小泉政権は、すでに航空自衛隊C130輸送機を出撃させ、さらにイージス艦など海上自衛隊の出撃を狙っている。出兵した自衛隊員には、「遺書」を書くことが強制されている。防衛庁は、企業に対し、「即応予備自衛官募集」を呼びかけ、「一人あたり企業に対し50万円を出す」という宣伝を各地で始めている。日本の侵略戦争参戦、戦争動員が激しく進められているのだ。労働者人民に対し「国のために命を捧げよ」と強制しているのである。われわれは小泉政権のアフガニスタン侵略戦争への参戦を絶対に許さない。とりわけ臨時国会での「テロ対策」と称する米軍支援法の制定、有事立法の制定を阻止するために全力で闘いぬく。
(3)全世界でアメリカのアフガニスタン侵略戦争に反対する大闘争がまき起こっている。アメリカで、中東で、アジアで連続的なデモや抗議行動が闘われている。われわれは、この世界の労働者人民の決起と固く連帯し、「二度と侵略戦争を繰り返さない」決意をうち固め、労働者人民の反戦の声を総結集し、ブッシュ政権による空爆弾劾ー日本の参戦阻止のために全力で立ち上がる決意である。11月労働者集会に総結集し、反戦の声をまきおこしていこう!
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