第33回定期大会を成功させよう!動労千葉は、10月3~4日DC会館において第33回定期大会を開催します。今定期大会は、ついに始まったJR結託体制崩壊をまえにして分割・民営化強行以降の諸懸案事項の解決にむけた闘い、安全の危機が深刻化するなかでの反合・運転保安闘争、正念場をむかえている一〇四七名闘争、そして戦時下での労働運動をめぐる闘いと、これまでになく重要な課題をまえにしています。さらに組織拡大にむけた闘いは、今後の動労千葉の帰趨を決する重要性をもっています。今定期大会に代議員はもとより、全支部からの傍聴者の全力の結集で討論を巻きおこし、激動の時代に抗する闘う方針を確立しよう。 今春闘で大勝利をかちとる昨年12月の習志野電車区廃止反対闘争以降04春闘までの連続した職場をめぐる闘いは、JR結託体制に風穴をあける大きな成果をかちとりました。分割・民営化強行以降の強制配転者の原職復帰や予科生の士職登用などの結託体制による動労千葉組合員の運転職場からの排除・塩漬け攻撃は、十数年にわたる粘り強い闘いをとおして、ついにその卑劣な策動に終止符がうたれようとしています。さらに不当配転された仲間や予科生の運転士登用にむけて、職場から闘いに立ち上がらなければなりません。 検修大合理化基地統廃合阻止こうした勝利をかちとった根底には、シニア制度とそれを基とした検修・構内外注化攻撃を唯一千葉だけが阻止していることにあります。熟練労働者の大量退職時代が到来しているなかで、年金制度の改悪を見越してこうしたベテラン労働者を低賃金で雇うこと、しかも動労千葉組合員をここからも排除することを狙ったのが、シニア制度です。しかし千葉県労働委員会での勝利命令獲得と、検修職場での原則的な職場闘争で、こうした目論見は破綻し、検修・構内外注化を千葉支社では強行できない地平をつくり出してきました。それによって検修職場での急速な要員不足が現実化してくる中で、今回の駅から検修職場への異動をかちとることができました。一方検修職場は「車両メンテナンス近代化(Ⅲ期)計画」のもとで、大規模な基地統廃合攻撃に直面しています。習志野電車区廃止攻撃につづいて、幕張電車区縮小攻撃が始まろうとしています。千葉支社の検修職場では今年度から4年間で77名が定年退職年齢に達します。このうち57名が幕張に所属しています。千葉支社は大幅な退職者による業務が回らなくなることを逆手にとって、新系列車両の導入や217系車両の鎌倉総合車両所へ移管し、幕張電車区の大幅な縮小攻撃を行おうとしています。この間の闘いの成果の上に幕張電車区縮小攻撃粉砕の闘いに立ち上がらなければなりません。 反合・運転保安確立の闘いへ検修・構内外注化阻止の闘いとともに重大な取り組みとして運転保安確立の闘いが正念場を迎えています。「レールが割れる」というこれまで考えられなかったような事象が相次いで引き起こされています。保線や信通など設備部門での全面的外注化と規制緩和と称した安全点検の簡略化や車両のスピードアップをとおして、もはや安全の確保が保たれるのかどうかというぎりぎりの地点に立たされています。いまこそ徹底した安全を求める闘いにたちあがらなければなりません。民営化と規制緩和によって奪われつつある安全をもう一度労働者のもとに取り戻す闘いに総決起しなければなりません。 新たな流動・激動情勢に入る いま労働者には、小泉・奥田のもとで大規模な首切り、不安定雇用化と外注化攻撃がかけられてきています。一方でイラク戦争さらには「多国籍軍参加」という形で、戦後の枠を大きく踏み出した戦争国家化の道が急ピッチで進められています。しかしこうした動きは資本主義がどん詰まりの危機に立たされた中での絶望的衝動的反動に他なりません。もはやこれまでのように社会を維持していくことができなくなった資本の危機の現れであるということです。したがって労働者をはじめとした多くの人たちのこうした反動攻撃への怒りの決起が始まることは不可避な情勢に入っています。小泉・奥田らの狙う憲法改悪攻撃は膨大な人々が闘いに立ち上がる情勢だということができます。これはイラク戦争開始以降の日本の状況をみてもあきらかです。これまでの枠組みを乗り越えて、20労組の闘いや今春の教育労働者の闘いなど、至るところで闘いが開始されています。労働運動もこれまでの連合、全労連といった古い枠組みを超えて、流動と再編の高揚期に入ろうとしています。いまこそ国鉄一〇四七名解雇撤回闘争が真価を発揮する時代に入っています。またこうした時代だからこそ闘う労働者の国際的団結と連帯が急速に強められつつあります。いまこそ動労千葉の闘いの蓄積と成果をもって、この大流動情勢に躍り出なければなりません。 |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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