11・7アメリカILWU労働者の発言

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大失業と戦争にたちむかう労働者の国際的団結を!
アメリカILWU労働者の発言
11・7労働者集会

民営化反対!労働者の国際連帯万歳!
ILWUローカル10ビジネスエージェント   ジャック・ヘイマン

姉妹、兄弟のみなさん。私はアメリカの港湾労働者からの連帯のあいさつをもってきました。
百万人労働者行進は、反労働者的な政府の政策とイラクでの帝国主義的戦争に反対する労働者の独立した政治的運動でした。私たちは、グローバリゼーションの政治的中心であるワシントンで抗議行動を行うことが重要だと思いました。大企業の党である民主・共和の両党は、決して労働者を代弁していないからです。
私たちは今、二重の攻撃に直面しています。ひとつは経営者からの攻撃です。経営者は民営化と組合破壊のための「自由貿易」協定をもって攻撃してきています。もうひとつは資本の私的な護衛として立ちふるまう世界中の諸政府からの攻撃です。裁判所は労働者の首切りを法律の名で強制し、警察はピケット・ラインを破り、労働者の抗議行動に襲いかかり、議会は、労働者が反撃できないようにその手を縛る法律を通過させています。これらはすべて私企業や資本主義を守るため、「国家安全保障」のため、という理由で行われているのです。
日本の国会では「共謀罪」、アメリカ議会では「愛国者法」やタフト・ハートレイ奴隷労働法と呼ばれる法律がそれです。
アメリカ西海岸の港湾労働者は、このことを、2002年の協約闘争をつうじて理解することができました。ブッシュ政権は、協約交渉の期間中に職場での闘いに立つならば、ドックを占拠するぞ、とおどしをかけ、民主党の上院議員ファインシュタインは、ILWUに対してタフト・ハートレイ法を適用すべきであると、ブッシュに要求したのです。これらはアメリカのイラク戦争・占領の6ヶ月前に起こっているのです。われわれは、二つの戦線の戦いに直面しています。すなわち内に向けての戦争と外へ向けての戦争です。
 豊かな工業諸国の何百万もの労働者が健康保険もなく、職もないホームレスがますます増えています。アメリカの学校では民営化が進行しています。日本では、生徒や教師に「日の丸」に向かって起立し「君が代」を歌うことを強制することによって、学校を日本の再軍国主義化の道具とする攻撃が激化しています。
自衛隊は現在、ブッシュの「有志連合」に参加し、私的な石油利権を防衛しています。このことによって、日本帝国主義の再生への道を敷いているのです。労働者は国際的な連帯行動を通じて団結し、このようなグローバルな攻撃から自分たちを守ることができるのです。
今年、われわれは、みなさんのご支援と全世界の交通労働者の連帯のおかげで、再び大きな勝利を勝ち取りました。2003年4月7日、オークランド港で、アメリカ港湾サービスおよびアメリカン・プレジデント・ラインに対して、反戦デモが闘われました。機動隊が数十人のデモ隊と港湾労働者を、いわゆる「非致死性兵器」で襲撃したのです。組合役員である私自身、組合員を襲撃から守ろうとして逮捕されました。平和的なデモに対する、この一方的な襲撃は、国連人権委員会によって、弾劾されました。政府は、このオークランド25に対する起訴を取り下げました。われわれは現在、逆にオークランド警察を告訴しています。
こうした労働者国際連帯の闘いを列挙したのは、こういう闘い方こそが、統合された資本や政府の攻撃から組合を守り、生活水準を守る唯一の道だからです。
『俺たちは鉄路に生きる』という本の中で、中野洋さんは、「『動労千葉とは付き合わない方がいいですよ。あそこはラディカルですよ』と。いいじゃないですか。言わせておけば。ILWUローカル10はアメリカでは一番ラディカルな組合ですよ。アメリカの最もラディカルな組合と日本の最もラディカルな組合が一緒になっちゃった」といっています。
中野さんのわが組合への称賛に、ここでお礼を申し上げたい。協力してともに闘っていきましょう。
労働組合を破壊する民営化反対!
運輸労働者、全世界の労働者の国際連帯万歳!

労働者が自らの目的のために行動を起こそう
ILWUローカル34/MWM事務局長    キースシャンクリン

 私たちは次のように宣言しました。「時は来た。今こそ、働く人々がその自らの目的のために行動を起こすべき時だ。特権を持つ少数の権力に屈従するのはもう止めよう。少数者による米国政治意思の独占をやめさせよう。ともに進んで、労働者階級のための社会的、経済的、そして政治運動を作り上げよう」と。
健康医療、住宅、まともな学校施設を要求し、大多数の労働者の生活水準破壊と対決し、アメリカを根本的に変えようとするこのランク&ファイル運動は、しかし開始後すぐに、AFL?CIO指導部との対決になりました。
MWMは、2004年大統領選挙の2政党・2候補の公約や政策について、実はその両方が企業や銀行の利害を代表しているということ、内外の労働者に対する階級戦争政策であることを明らかにしました。
アメリカでは人口の1%が、他の95%の人々の富をすべて合わせたのと等しい富を所有しています。最も富裕な400人の年間純収入合計は1兆ドルを超え、億万長者の数は昨年の79人から今年は313人に増えました。世界には、労働者階級と労働運動が自前の大衆政党を持っていないという国が少なからずあります。アメリカ合衆国もその一つなのです。働く人々が労働組合や農民組合や社会正義要求運動に組織されているにもかかわらず、企業、銀行、地主のための政党しか存在しないなどという国は、アメリカ以外にありません。
MWMは、労働者階級は自らの名において自らの利益を追求しなければならない、と宣言しました。MWMは、人々が働き、職を探し、生活のために闘っている全ての地域と全ての労組でこの宣言を実行に移します。
MWMに注ぎ込まれたこの力、この見通しこそが、これからのあらゆる困難に打ち勝ち、アメリカ産業労働組合を生み出したかつての偉大な組織力を蘇らせ、市民権を剥奪された人々に政治的声を与えた、あの歴史的な市民権運動の出発点となった街頭運動を復権させる最大の動力となることでしょう。働く人々が貧窮するあらゆる場所で、われわれは彼らの味方となります。問題克服の努力が放棄されたあらゆる場所で、われわれが闘いを呼び起こします。
10月17日にリンカーン記念館で声を上げた百万労働者運動は、人々を深い眠りから覚醒させ、われわれこそが多数であり、圧制者は少数にすぎないという事実を気づかせることでしょう。
われわれの兄弟、全ての労働者階級は眠れる巨人です。目覚めは間近に迫り、来る闘いの中でその力を試そうとしています。その闘いの中、民主主義はこれまでにないような長大な飛躍を成し遂げることでしょう。

05年また日本へ、そしてMWMへの参加を期待する
ILWUローカル19執行委員   マイケル・ホード

 私と仲間のトッド・ウィークスは、アメリカのワシントン州シアトルにあるILWUローカル19から来ました。
私は2004年の10月16日と17日、ワシントンDCで日本から来た仲間たちに会いました。彼らから、日本で集会が行われると聞きました。私は彼らにその運動に参加するために日本に行くつもりだと言いました。なぜならあなた達はILWUとそっくりであり、数は少ないけれども強い団結力を持っているからです。私は、あなた達の闘いは私の闘いであるということを分かってもろうと同時に、私の連帯の気持ちを示すために、みなさん兄弟・姉妹とともに今ここにいるわけです。
私は来年2005年の集会に参加するために日本にまた来るし、他の国々にも行くつもりです。なぜなら世界中の人々がひとつの声としてまとまることが必要だと確信しているからです。すべてのみなさんに愛を込めて。来年を楽しみにしています。
そして、あなた達の何人かがアメリカの2005年10月17日のMWMに参加することを心から期待しています。


ファルージャへの無差別攻撃を許すな

自衛隊を直ちに戻せ!

8日未明、1万人の米軍がイラク中部のファルージャに突入した。ファルージャで再び大虐殺が強行されている。
ファルージャは、4月の米軍による爆撃?8千人の大虐殺に屈せず、抵抗勢力がが市を支配し続けていた。ファルージャだけではない。マスコミは全く報じないが、米軍の支配地域は日々縮小し続けている。イラク民衆の命がけの抵抗の前に、アメリカは果て知れぬ泥沼にはまり込んでいる。今回の攻撃はその危機の打開をかけた断じて許すことのできない無差別虐殺だ。
イラク国軍は、通常の演習だとだまされて動員されたために、次々と抵抗勢力に降伏しているという。
突入した日だけでも、20発のクラスター爆弾が投下された。クラスター爆弾は多くの子爆弾を抱えた無差別攻撃爆弾で、4万発の子爆弾が炸裂したことになる。9日には周辺を焼く尽くすナパーム弾も投下された。病院が爆撃されている。
だが、報道官制された日本のマスコミは全く真実を伝えていない。
この大虐殺を許してはならない。これがイラク戦争の本質だ。われわれは、この汚い戦争と占領に自衛隊が加担し、参戦していることを見すえなければならない。自衛隊を直ちにイラクから戻せ!イラク占領を許すな!真実を見すえて今こそ闘いにたちあがろう!

 

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