1047名の解雇撤回に向け、今こそ原点に! 9・12鉄建公団訴訟に結集を
9月12日、鉄建公団訴訟第13回公判が開かれる。裁判は、事実関係の求釈明にまともに答えようとしない鉄道運輸機構側の不当な対応と、それを容認する裁判所の反動的な訴訟指揮との攻防が続いている。裁判闘争は序盤の攻防の大きな山場を迎えている。ぜひとも傍聴動員に結集を!
▼政治解決路線の破産
1047名闘争も重大な局面を迎えている。「政治解決」と称して、ひたすら政府や国土交通省への「お願い」を続けてきたこの間の運動のあり方は、当然にも完全に壁にぶちあたり、闘争団の中や支援共闘の仲間からも「一体何をやっているのか」「こんなことをしていたら闘いはどうなってしまうのか」という声が噴きだしはじめている。 8月2?3日には国労大会が開催されたが、全く無内容に「あと一押し二押し」「とにかく4者・4団体の団結を堅持することが大事だ」「政治解決に向けて4者・4団体が結束して進むことは『国際的 に公約』したことを肝に命じろ」などと繰り返すだけだった。要するに、いくら頭を下げても、政府がコトリとも動かない状況の中で、今の路線に対する疑問や怒りの声が吹き出していることへのタガはめだけに終始したのである。
▼問われている課題は
総括なき闘いは絶対に展望をきりひらくことはできない。この間やってきたことは、つきつめて言えば、民主党を回して政府と話をつけるということだけだ。そのための枠組みが、4者・4団体であった。国労本部と関係を修復し、全労連と一緒になり、「4党合意」を破産させてしまったことをお詫びし、統一要求から「解雇撤回」を取り下げ …… というのが運動の実態に他ならない。 すでに何十年も前に通用しなくなっている体制内的な運動のあり方を繰り返しているだけなのだ。そもそもそんなあり方が破産をつきつけられたのが国鉄分割・民営化攻撃だったのではないのか?そうしたことをなぜ真正面から見すえて総括しようとしないのか。 現実をみすえない運動は絶対に勝利することはできない。この間の社会保険庁職員労組(自治労)バッシングや日教組バッシングをどう考えているのか? これは分割・民営化当時の比ではない国家的不当労働行為だ。なぜ安倍政権が一切の攻撃の焦点を労組破壊にすえているのか。
▼今こそ原点に帰ろう
国労本部や全労連が1047名闘争を「お荷物」として、いかに「処理」するのかと考えていることは明らかだ。「そうさせないために一緒にやるのだ」というのも結局詭弁だ。資本と闘わない解雇撤回闘争などあり得ない。闘いを裏切ろうとしている屈服と闘わない解雇撤回闘争など成り立ちようがない。今こそ原点に帰ろう!
第13回公判に結集を! ▼9月12日 /16時? ▼東京地裁・710号法廷
動労千葉を支援する会8・23関西の集い開かれる
8月23日、「動労千葉を支援する会8・23関西の集い」が、神戸市内において40名の参加で開催され、動労千葉からは田中委員長が参加した。 集会は、関西合同労組・石田委員長と三里塚決戦勝利関西実行委・安藤さんの司会で進められ、最初に永井満さん(関西動労千葉を支援する会よびかけ人代表)が主催者を代表してあいさつを行った。永井さんは「今の時代、動労千葉、三里塚の闘いのもっている意味は大きい。三里塚40年の闘い、動労千葉のような不屈の労働組合があったら戦争はできない。だから三里塚にも動労千葉にも理不尽な攻撃がかかってきている。それに対して動労千葉は確信に満ちて闘っている。さすがだと思う。私たちの思いを担って闘う動労千葉を孤立させることがないように、しっかり支えていきたい。これが戦争への道を阻む何よりの手だてだと私は確信している」と述べた。 つづいて田中委員長が日頃の支援に対するお礼を述べると共に闘いの報告を行った。田中委員長は「参院選で労働者の怒りが爆発した。株価暴落、貧困・格差社会といわれる支配の崩壊、改憲─戦争という情勢は社会変革のチャンスであり、危機とチャンスが表裏一体の時代。問われているのは自らのあり方だ。展望を語ろう」と述べ、田中委員長体制6年間の闘いの教訓にふれながら11月集会1万人結集を訴えた。 支援する会事務局からの報告に続き、山本善偉関西実行委世話人の乾杯の音頭で2部の交流会に入り、国労5・27臨大闘争弾圧被告や関西合同労組、教育労働者、婦民全国協、国賀泉佐野市議、解同全国連の仲間から決意や報告が述べられた。 最後に関西労組交流センターの代表が闘いの方針を提起し、11・4集会1万人結集に向けて団結ガンバローで締めくくった。
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