10・1外注化阻止ストライキの前日、DC会館において、第7回千葉県三里塚集会が行われた。
台風直撃の悪天候をついて県内から80名が参加し、10・7三里塚全国集会から11・4労働者集会へ決意を固めた。冒頭、今年前半の闘いを収録したビデオを上映、ちば合同労組の仲間の司会で集会が始まった。
三里塚反対同盟からは北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが参加し、アピールを行った。
北原さんは、「日本の進路は危うい。しかし、千葉県の一角に日本の進むべき方向を示す闘いがある。これからの若い人の未来のために何が残せるのか、他力本願ではなく、自分の闘いとして起ち上がってほしい。10・7集会に千葉のみなさんが先頭をきって参加し成功させてほしい。」、伊藤さんは、「市東さんの農地死守の闘いは、TTPと闘う全国の農民の闘いと合流できる闘い」、婦人行動隊の宮本さんは、「裁判では法廷を圧倒して闘っているが、それとともに現地実力闘争を闘うことが必要、動労千葉の外注化阻止闘争、反原発、オスプレイ配備阻止などとともに闘う」と決意を表明し、10・7への結集を訴えた。
続いて現闘の仲間から、「動労千葉のスト決戦体制の中で今日の集会が開かれている。職場の中から闘いを起こしていく闘いと共に闘っていく」決意が述べられ、裁判の現況と来春、決戦体制を迎える緊迫した現地状況が訴えられた。
動労千葉からは田中委員長が、「すでに指名ストに何人かの組合員が入り、明日からのストに向け今も団交が行われている」と報告し、「外注化は何一つ準備ができておらず、現場は大混乱し、事実上破綻している状況だ。組合員も『まだ負けてないぞ』と確信している。1人ひとりの労働者・農民の中に弾圧に負けないで社会を変える力がある。『国際競争力』の名の下に痛めつけられてきた労働者・農民がこれを打ち破る新たな労農連帯をつくりだすときだ」と訴えた。
県内の各団体などから発言を受け、10・7三里塚から11・4労働者集会への総決起の決意を固める集会となった。
現場から〝橋下打倒!〟ののろしあがる
9・16大阪 市役所前に全国から結集
大阪中之島公園・市役所庁舎前に於いて、橋下打倒集会が開催され、全国から910名が結集した。動労千葉も7名が参加し、ともに闘いぬいた。
「危機にあえぐ資本階級の軟弱さの中で登場した橋下は、労働組合の力で必ず打倒できる」と八尾北医療センター労組藤木委員長が集会の基調を訴えた。
現場からは、大阪市職の赤田さんから「入れ墨調査に対して6名が今なお拒否して闘い、橋下の解雇攻撃を迎え撃ち闘っている。負ける気がしない、勝ちにいきます」と宣言した。大阪市教組の沼田さんは、卒入学式で不起立をもって戒告処分された。橋下が恐れている処分撤回闘争に起ち上がり、教育民営化に対して闘うと報告。
連帯の挨拶では、全国金属機械港合同の中村副委員長が「大阪の労働運動から日本の労働運動を変えていこう」、全日建運輸連帯労組関西生コン支部の高副委員長は「労働者への権利侵害との闘いは全国の労働者の課題」と訴えた。
動労千葉からは田中委員長が、「この20年間、新自由主義の下で、民営化が推し進められて教育も何もかもが破綻し社会そのものが成り立たなくなったことが現実であり結果だ。それをやろうとする橋下はペテン師。非正規職を生み出す外注化を阻止するために闘う」と訴えた。
復興特区と闘う被災地を代表して、動労水戸石井委員長は、「被曝車両の除染作業の強行に抗議してストに起ち上がった中で、JR東労組から青年労働者が動労水戸に結集した」。仙台市職の神保副委員長は「大阪市職でやられていることが公務員すべてにやられることになる。橋下を打倒しよう!」と訴えた。
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