3月26日東京都内で、今年の11・6労働者会ー改憲・戦争阻止1万人大行進に向けた第1回実行委員会が開催され、例年より約4カ月早くスタートを切った。
今回の実行委員会は、6月4日の賛同人・賛同団体会議までの約2カ月を第一期とし、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉の3労組が発した「11月労働者集会25年3労組共同アピール」への賛同を全力で組織する方針を確認した。
3労組から、関西生コン支部の武谷書記次長が発言し、「和歌山事件で不当な有罪判決が出たが、私はむしろ元気になった。保釈条件は全て取れ、3年半ぶりに和歌山で宣伝行動を行った。現場の闘いがあってはじめて組織拡大ができる。計画し実践して、11月集会に向かい結果を出そう」と訴えた。
動労千葉から関委員長が、ダイ改阻止のストライキ報告し、戦時下の春闘ストとして打ちぬかれた意義を語った。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんが、3労組アピールの中身を改めて強調し、全力で賛同を組織しようと呼びかけた。
動労千葉の田中顧問は、「労現場の闘いなしに組織化はない。職場の課題と普遍的な課題を一致させるのは簡単ではないが、失敗を恐れず挑戦しよう」と訴えた。
討論で、ロシアのウクライナ軍事侵略のなか全勢力が戦争翼賛になだれ込む中、日本政府の改憲と戦争の攻撃と対決し、深刻な危機感をもつ膨大な労働者民衆と結びつき、11月集会組織化にむけての意見が出された。
『空港機能強化撤回!』芝山に響く
3月27日、反対同盟の主催する芝山現地闘争が285名の結集で闘い取られた。集会場は芝山文化センターだ。相川前町長の貸し出し拒否の妨害を1年がかりで粉砕し、ついに「空港反対」の集会を勝ち取った。芝山町は開港以来激しい騒音にさらされて、そして今、「空港機能強化」として広大な地域が第3滑走路の建設予定地とされ、多くの住民が追い出されようとしている。
集会の主催者あいさつに、芝山町民の伊藤信晴さんが立ち、反対同盟の決意と展望を熱く語った。この日参加できなかった東峰の萩原富夫さんのメッセージが読み上げられ、「空港利権に群がるしかない町のあり方は、豊かな農村環境を破壊し、結果として町がなくなる方向へと進んでいる」と批判し、この秋のB滑走路延伸工事着工との対決を訴えた。
連帯のあいさつでは、動労千葉から関委員長が、関西生コン支部から西山執行委員が行い、三里塚との連帯を誓った。
反対同盟の市東孝雄さんは、「芝山の豊かな緑、北総台地をつぶしてまで第3滑走路を造らなくてはいけないのか。何事も最後まであきらめない!天神峰の畑を耕しがんばります」と決意を語った。集会には、地元芝山町民のAさんが登壇し、成田空港の深夜早朝の飛行禁止、騒音被害への賠償を求めて提訴することを明らかにし、支援を訴えた。
集会後、町の中心部2・5キロのデモを行い、「機能強化やめろ!芝山廃村化許すな!」の声が響き渡った。