CTSー停止位置の指導もまもとにできず!
検修・構内業務を請け負うなど絶対に無理だ!
JR担当者ー無線機で「止まれ」「止まれ」と叫ぶ!
京葉車両センターにおいて、今年1月に外注化した構内入換業務において、またしても重大な事故が発生した。
9月5日、9時頃、交検2番線に233系車両を入れ、その後、4両と6両に分割する作業が行われることになっていた。
この作業では、CTS側担当者がハンドルを扱い、JR側担当者が誘導を担当していた。交検2番線の所定停車位置に一旦停車後、下り方4両を蘇我方に切り離す作業を行うことになっていた。また、所定では、切り離した車両は、2mで停車することになっていた。
JR側の誘導担当者が、分割する場所でCTS側担当者に対して、切り離しができる旨の連絡を無線機で行った後、4両が蘇我方に動きはじめた。しかし、所定の2mになってもブレーキがかからず車両が停まらないため誘導担当者は驚き、無線機で「止まれ」「止まれ」と叫び、4m離れてようやく停車したというのだ。
業務委託後、事故や偽装請負が蔓延するCTS
今回、京葉車両センターで発生した事故は、CTS側担当者が単に停車位置を間違えたというレベルの問題ではない。業務を請け負った千葉鉄道サービスにおいて、構内入換業務に関するまともな指導や訓練ができていないということが明らかになったということだ。
今年1月に1日勤分の構内入換業務が無理矢理外注化されたが、その後、パンタグラフ1台で車両の入換が行われたり、CTS担当者が超過勤務に対応できなかったためにJR担当者が外注した業務を行うなど、考えられないような事故や偽装請負が次々に発生している。
そもそも、検修・構内業務の経験や技術が全くない千葉鉄道サービスに業務を委託すること自体間違っていたということだ。すでに7ヶ月も経っているのに、業務の基本的な部分も指導できない会社に、なぜ検修・構内業務を委託する必要があるというのか。
管理者・労働者も含めて全てがJRからの出向者!
しかも最大の問題は、業務が全くできない、指導もできない会社に、なぜJRで働くわれわれが出向しなければならないのかということだ。管理者も出向!作業する労働者も出向!検修・構内業務を行う者全部が出向だ。JRからの出向者でしか委託業務を回せないのであれば、業務を請け負うことなどできない。偽装請負そのものだ!
労働者の権利を奪い、安全を崩壊させる外注化に反対の声をあげよう!出向絶対反対の怒りの声で外注化を止めよう!
東労組の裏切り妥結を絶対に許さない!
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