3月3日、第2回支部代表者会議を開催し、22春闘―3月ダイ改・職名廃止・融合化粉砕に向けた闘いの配置を次の通り伝達・確認した。
鉄道の歴史始まって以来の大攻撃
今年の3月ダイ改は、鉄道の歴史が始まって以来最も重大な歴史的転換点だ。現業機関の全職名廃止は、各系統の専門的業務など価値のないものであると宣告するものであり、融合化・統括センター化攻撃は、現場労働者を「なんでも屋」として働かせる攻撃である。標準数廃止・乗務員の労働時間の2分、3分単位での削り取り、行路の長大化―入換業務の組み込みによる労働強化を絶対に許してはならない。さらに仕業検査の周期延伸による検査派出廃止や派出要員削減は、外注化の破綻の表れであり、安全破壊・ローカル線切り捨て攻撃であると同時に、今後さらなる派出削減攻撃につながるものと捉える必要がある。
22春闘においては、昨春闘でコロナ禍に便乗した定期昇給「係数2」カット分の回復、現在の激しいインフレ状況に踏まえ、「物価上昇分」を加えた大幅賃上げ獲得を勝ちとらなければならない。
貨物会社においては、ベアゼロ回答打破、改悪人事・賃金制度を粉砕し、地域格差是正、シニア賃金の改善を勝ちとらなければならない。
こうした要求の実現に向けて次のとおりストライキを配置して闘いぬくこととする。
3月ダイ改阻止―22春闘の 闘いの課題と要求
第1波闘争として、JR―3月ダイ改を「鉄道の歴史が始まって以来最も重大な歴史的転換点をなす攻撃」と位置づけ、あわせて22春闘を「大幅賃上げ獲得、定昇カット・ベアゼロ打破」を勝ちとるべく、ストライキを配置して要求の実現を目指す。
(1)職名廃止・融合化粉砕
(2)定年延長と70歳まで働き続けることのできる労働条件確立
(3)仕業検査周期延伸反対―検査派出廃止・要員削減阻止
(4)乗務員勤務制度改悪粉砕、乗務員の業務等の見直し撤回、ワンマン運転拡大阻止
(5)JR貨物「人事・賃金制度」改悪反対、地域格差是正、シニア賃金改善
第2波闘争として、4月上旬に予想されるCTS新賃金回答時にグループ会社における大幅賃上げ獲得・労働条件改善を要求し取り組むこととする。
(1)社員、契約社員、パート、嘱託ともに大幅一律賃上げ、非正規職の賃金格差粉砕
(2)希望する全社員の正社員登用
(3)住宅手当支給適用条件の改正、各手当の格差是正
(4)JRと同様の福利厚生制度の導入、手当支給
(5)適正な要員の確保
(6)その他労働条件の改善
闘いの配置について
(1)第1波闘争について
①3月11日~13日にストライキを配置して要求の実現を目指すこととする。
②3月11日~13日について、会社の不当な業務運営及び組織破壊行為、ストライキ妨害行為が行われた場合は、戦術を拡大する。
③3月11日~13日について、全組合員を対象にして、休日勤務及び超過勤務、所定以外の業務(休憩時間の変更を含む)は、一切行わない。
④各支部はスト突入時について、万全の体制をとること。
(2)第2波闘争について
CTSにおける新賃金回答段階(4月上旬)に設定する。
22春闘勝利!3月ダイ改―職名廃止・融合化粉砕、仕業検査周期延伸反対!乗務員業務等見直し撤回!ワンマン運転拡大阻止!
①3月11日正午以降13日明けまで、ストライキを配置して、要求の実現をめざすこととする。
②3月12日、スト貫徹!動労千葉総決起集会を開催する。
3月12日(土) 13時30分~ 千葉商工会議所第1ホール
③3月17日 貨物春闘団結集会
3月17日(木) 12時~
④ストライキ期間中は、全組合員を対象にして休日勤務、超過勤務、所定以外の業務(休憩時間変更を含む)は一切行わない。
⑤なお、会社による不当な業務運営および組織破壊攻撃が行われた場合は、戦術を拡大する。