第22期(2022/04~2023/03)労働学校のご案内
第22期労働学校への参加を呼びかけます
動労千葉が設立した労働者学習センターの労働学校は2001年に始まり、今年4月で22期目を迎えます。
労働学校を始めるにあたって当時の学校長であり、今は亡き中野洋動労千葉元委員長は、以下のように呼びかけました。
「総評傘下の組合は、おしなべて『労働学校』を常設し、全組合員を対象としたマルクス主義の学習活動が盛んに行われていました。労働組合の学習活動は、ただ『物知り』になるために、ちょっとばかり『学』のあるところを人に見せるためにやるのではありません。労働組合の団結を強化し、資本と対決し、その攻撃をうち破るために絶対必要だからです。労働組合にとって『たたかい』と『学習』は車の両輪なのです。」(第1期労働学校案内から)
歴史は音をたてて動き出しています。その背景には広がる貧富の格差、貧困などへの怒りが世界を覆いつくしている現実があります。日本も例外ではありません。格差の拡大、貧困、総非正規化、改憲と戦争に対する怒りの決起が始まっています。
この激動・騒乱のなかで求められていることは、闘う労働組合が歴史の最前線に登場することです。闘う労働組合の再生です。職場で資本と対決する闘いをつくりだすことです。
同時に労働者、特に若い労働者が労働者であることに自信をと誇りをもって資本や社会に対して主張できる理論を学ぶことが切実に求められています。それが労働学校だと考えます。
多くの労働者、とりわけ青年労働者の参加を呼びかけます。
講座の進め方
① 田中学校長によるテーマ毎の講演
② 講師によるテーマ毎の講演
③ 質疑応答・討論 ※職場闘争の報告(テーマに沿い適宜)
④ 感想文の提出
⑤ 交流会
第22期(2022/04~2023/03)カリキュラム(予定)
開校式 2021年4月16日(土) 13:00~
◆動労千葉と国際連帯
4月16日(土)13:00~
講師 山本 弘行(動労千葉国際連帯委・国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
2003年から始まった国際連帯闘争は、動労千葉の闘いと深く結びついてきた。今こそ深化・発展のときをむかえている。
◆労働組合入門
5月21日(土) 13:00~
講師 白井 徹哉(ちば合同労組書記長)
マルクスの『賃労働と資本』そして『賃金・価格・利潤』を武器に賃金闘争―労働運動をどうつくり出すか。
◆階級的団結論
6月18日(土) 13:00~
講師 片峯 潤一(動労総連合書記)
マルクスの『共産党宣言』の生きた実践である動労千葉の階級的団結論を提起する。
◆労働法制改悪―「働き方改革」との闘い
7月23日(土) 13:00~
講師 山本 志都(弁護士)
JRのあらゆる業務をかけ持ちする「業務融合化」攻撃がいま多くの産業でふきあれている。この労働法制改悪攻撃といかに対決するか。
◆資本主義とはどういう社会か
8月20日(土)・9月17日(土) 各13:00~
講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
マルクス『資本論』全三巻解説の『資本論エッセンス』(鎌倉孝夫著)が出版された。いま資本主義が限界が叫ばれている。『資本論』を学習するための入門として参加を呼びかける。
◆新自由主義の世界的崩壊と新たな闘いのうねり
10月15日(土) 13:00~
講師 交渉中
1970年代から始まった新自由主義攻撃は、ついに全面的に崩壊しつつある。それは資本主義の行き詰まりと矛盾の噴出として爆発しようとしている。労働者の世界的反乱である。労働者の怒りを階級的労働運動の前進にどう組織するか。
◆日本労働運動史
11月19日(土) 13:00~
講師 井町 哲生(労働運動研究家)
日本の労働組合運動をふり返りながら労働組合の意義について明らかにする。
◆社会保障改悪との闘い―医療介護をめぐる闘い
12月17日(土) 13:00~
講師 山部 明子(社会保障制度研究家)
コロナ禍のなかで「医療は社会保障だ」をかかげ起ちあがった医療労働者の闘いは、いま全国に広がっている。
◆帝国主義と戦争
2023年1月21日(土) 13:00~
講師 久木野 和也(ちば合同労組執行委員)
米・中対決―日米安保体制の中で沖縄・日本が中国侵略戦争の最前線基地に。
◆戦争と改憲攻撃について
2月25日(土) 13:00~
講師 藤田 城治(弁護士)
改憲攻撃は階級関係の反動的転換であり、戦争国家づくりである。この一年は戦争の年である。
◆階級的労働運動の前進のために
3月18日(土) 各13:00~
講師 交渉中
いまこそ階級的な労働組合作りの闘いが求められている。その具体的実践は職場から資本との闘いをつくり出すことだ。
修了式 22023年3月18日(土) 16:00~
受講生募集要項
●開校時期 2022年4月16日~
●募集人員 40人程度 ※各講座毎の受講も受け付けます。
●入学手続 受講申込書に必要事項を記入し、受講料をそえて労働者学習センター事務局へ申し込んでください。講座毎の受講は当日に受け付けます。
●学習期間 2022年4月~2023年3月、毎月第3土曜日 ※変更の場合は事前に連絡します。
●受講料 1万円(資料代などの費用が含まれています) 講座ごと受講生は1回1000円
●納入方法 一括納入、分割納入どちらでもかまいません。送金は労金口座振込、郵便振替、現金書留でお願いします。受講日当日、受付にて現金納入も受け付けます。
●修了資格 毎回感想文を提出し所定のカリキュラムを修めたものには修了証書を交付いたします。
●学習会場 DC会館/会議室(JR総武本線・東千葉駅前)
受講料納入方法
●現金書留 労働者学習センター事務局 宛
〒260-0017 千葉市中央区要町2-8 DC会館内
●振込
①中央労働金庫千葉支店(261)普通預金5050418 口座名称「労働者学習センター」
②郵便振替 口座番号00140-5-605635 口座名称「国鉄千葉動力車労働組合」
※通信欄に「第22期労働学校受講料」とご記入下さい。
その他、不明な点がありましたら下記の労働者学習センター事務局までお問い合わせ下さい。
千葉市中央区要町2-8DC会館内 労働者学習センター事務局
TEL043(222)7207 FAX043(224)7197
ホームページ http://www.doro-chiba.org/
Eメール school[アット]doro-chiba.org