なぜ今こんなにも手間と莫大な資金をかけてまで外注化を進めるのか。わかっているかも知れないが、もう一度考えてみよう。
もし、JRと外注会社で労働環境が変わらないのであれば、資金をかけるだけ無駄にならないだろうか。今、資金をかけるのに意味があるとすれば、長い目で見たときに「検修関係」のトータルでコストが下げられることであろう。だとすれば、JRで行うままのコストより、今回の外注化施策導入に必要な資金とCTSに対するマージンを差し引いてもコストダウンできるとしたら、末端の社員は出世どころか「今まで」と同じでいられるとは到底思えない。
会社で働く理由は何か。生活するための賃金を稼ぐためだ。コストダウンのための賃下げを狙う会社は、社員を不安に陥れるだけでなく、生活をもどん底に落とそうとしていないか。今何を守るべきなのか。会社で働く社員は今まで会社のため、自分のため、家族のために精一杯頑張ってきたと思う。社員が会社を大切にしてきたと同じように会社も社員を大切にする気持ちがもう少しでもあれば、こんなふうに職場を外注化するとはならなかったはずだ。
残念ながら状況は悪い。今何を信じ、何を守るべきなのか、本気で真剣に考えてみたらどうだろう。時間もない。後悔先に立たず。金儲けばかりに目がいってしまった会社に「NO」を本気でぶつける最後のチャンスではないかな!
動労千葉に結集して8・28ストライキ、
強制出向差し止め訴訟を共に闘おう!
現場の一人一人の決起が外注化を止める力だ!
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