反動をはね返し、勝利の年へ
動労千葉弁護団団長 弁護士 葉山岳夫
岸田内閣は、本年度予算を、いわゆる別腹予算を加えると五兆七千億円と計上し、成立させました。敵基地攻撃能力も選択肢と明言し、憲法九条改憲を推進することを公言しました。岸田帝国主義内閣は、米国、欧州諸国と組んで中国侵略戦争を準備しています。
これに対決して一一・七 三労組主催の全国労働者総決起集会は、コロナ禍をはね返して大成功しました。
関西生コン支部への大弾圧は、大反撃を開始しました。動労千葉を中心とする動労総連合の対中労委行政訴訟では、JR東日本の反対にもかかわらず訴訟参加をかちとりました。
反動化を強める中労委は、斎藤英四郎設立委員会委員長が直接関与した不当労働行為を隠蔽するために申立期限切れの壁で防戦しています。
この壁を突破して、勝利をかちとる年にするため二・一三国鉄集会を成功させましょう。
55年の闘いの力で農地死守・空港廃港へ!
三里塚芝山連合空港反対同盟
最高裁は昨年6月、請求異議裁判の「上告棄却」決定で市東さんの農地強奪強制執行にお墨付きを与えました。しかし、私たちは団結を固め、強制執行実力阻止態勢を築き、全国の闘う仲間との連帯の下に強制執行を阻み続けています。
成田空港を破たんの危機に追いつめているのは、コロナ禍のみならず不屈に信念を貫いた空港絶対反対55年の闘いです。空港機能強化反対に立ち上がる地域住民と連帯し、農地死守・空港廃港へと闘います。
2022年は歴史を分ける決戦の年です。JRの大合理化攻撃をうち破り、関西生コン支部への大弾圧を許さず、改憲・戦争に突き進む岸田政権を打倒するために、労農連帯をさらにうち固めて闘いましょう。
資本主義は全世界で格差と貧困、過労死を拡大し、放射能の垂れ流し、化石燃料の大量消費などで地球を破壊しながら、軍拡・戦争でさらなる延命をはかろうとしています。
私たちは成田の軍事空港化を粉砕し、三里塚闘争の真価を世界に押し広げるべく闘います。今こそ資本主義を終わらせる闘いに共に立ち上がりましょう。
布施事務長の精神引き継ぎ闘う
動労千葉OB会会長 永田雅章
2022年は、34年闘い抜いた分割・民営化の闘いの「勝利まであと1歩」を実現する年にしましょう。
1047名解雇撤回闘争は、地労委・中労委で一切の審理も調査もせず却下・棄却でしたが、東京地裁で強力な動労千葉弁護団の闘いによって、ついにJRを裁判の当事者と限定し引きずり出して不当労働行為の真実を全て明らかにする闘いに入りました。
かつて最高裁に解雇撤回を求める全国からの10万筆署名の力で採用基準は不当労働行為と確定させました。この闘いが再度求められています。署名を達成して、解雇撤回・JR復帰以外にない闘いを作り上げましょう。
この闘いの盛り上がりを通して組織拡大を実現し、3月のダイヤ改正での業務融合化の狙いである業務を全面的に分社化して非正規職にし転籍させる狙いを反合・運転保安闘争を再構築して鉄道の崩壊を職場からの闘いで阻止しましょう。
また内房線を守る会や外房線を守る会の仲間とともにワンマン化・無人駅化等を撤回させる闘いを強化して闘い抜きましょう。
OB会は12月15日、動労千葉にすべての人生をかけて亡くなった布施宇一事務長の精神を受け継いでどこまでも元気で明るく楽しく闘い抜きます。
団結力の強さを実感
動労千葉家族会会長 山田佐知子
コロナ禍で思うような活動ができない一年でしたが、今年はなんとか動き出したいものです。
昨年は、11月労働者集会やOB会などに参加させていただきましたが、コロナ禍でも元気に活躍している姿を目の当たりにして、あらためて動労千葉の団結力の強さを感じました。
親組合は、関委員長に続き、渡辺書記長という若手の新体制になりました。JRがこれまでなかったような施策を次々と打ち出しているなかで、これに真正面から立ち向かう姿に微力ながら、しっかりと支えていきたいと思います。
家族会もできることを考え、じっくりやっていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。