闘春 2021年 ー年頭のご挨拶 弁護団 反対同盟 OB会 家族会

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動労千葉弁護団団長
弁護士 葉山岳夫

一昨年、昨年、一〇四七名労働委員会闘争に対して、安倍新自由主義政権に忖度どころか共謀した大反動攻撃がかけられました。今年は、大反撃を展開する年です。東京地裁民事一一部で中労委決定の取消し、解雇撤回・原職復帰を要求して闘います。千葉県労委も中労委も重要事実の争点化を意図的に避けてきました。不採用基準策定にJR設立委員会委員長斎藤英四郎、葛西、井手が関与していたこと、不採用基準を設立委員会が決議したことの立証を意図的に妨害しました。その手段として、一九八八年三月までに申立しなかったから期限切れだと言って門前払いしました。労組法上は、不採用、団交拒否状態が継続していることで期限切れにはなりません。この不採用基準が斎藤、葛西、井手によって策定され、設立委員会で決議された事実を立証することが勝利に向かってのポイントです。また、JR東日本は、コロナ禍と大恐慌を労働組合潰し、大合理化攻撃で乗り切ろうとしています。団交で詰めることなく、経営側の都合での休業でも四〇%程度の賃金カットをする休業規則を強行しようとしています。断乎反対です。今年も連帯・団結して勝利しましょう。

不当判決許さず農地を守りぬく
三里塚芝山連合空港反対同盟

コロナ・パンデミックは資本主義・新自由主義の矛盾を白日の下にさらし、労働者民衆に犠牲が集中しています。まさに社会変革を成し遂げる情勢の到来です。
関西生コン支部への大弾圧を許さず、JRの大合理化、全面外注化攻撃をうち破り、改憲・戦争に突き進む菅政権を打倒するために、労農連帯をさらにうち固めて闘いましょう。
昨年末に下された請求異議裁判控訴審の不当判決を絶対に許すことはできません。農地取り上げ強制執行を認める菅野判決は、市東さんの命を奪う判決に他なりません。私たちは、何があろうと市東さんの農地を守り抜く決意も新たに最高裁決戦に全力で決起します。

しかし、危機に追いつめられているのは成田空港会社であり国の側です。新型コロナの感染拡大で航空需要は激減し、不屈に信念を貫いた空港絶対反対54年の闘いは成田空港の存立を揺るがして、いまや空港廃港が現実のものとなる情勢をたぐり寄せています。私たちは、決起を開始した騒音下住民と連帯して空港機能強化粉砕へ闘います。
2021年を時代を画する歴史的な勝利の年とするべく、ともに闘いましょう。

2021年を反撃の年に
動労千葉OB会会長 永田雅章

分割・民営化反対の35年の闘いは、コロナ直撃によってJR各社の大赤字に直面しました。特に北海道、四国は財政支援を受けて廃線、第3セクター化を進めて、ますます地域の荒廃を促進しようとしています。
JR東は、コロナに乗じた1500億円のコストカット、終電の繰り上げ、全面外注化、列車削減、廃線化、無人駅の拡大、ワンマン化による要員削減等を進め、就業規則を改悪して解雇を前提にした攻撃を強め、3月ダイ改でそれを達成しようとしています。
組織拡大で反撃して、内房・外房線を守る会の人たちと闘いを強化し、駅の無人化、ワンマン化を許さない闘いを進め、全国の廃線、無人化に反対している人たちと大きな輪をつくっていくことが必要だと思います。
そして、動労千葉労働運動を学び、口先だけの無責任な運動を拒否して正しいことは正しいと言える労働組合をつくり、どんな弾圧にも負けないで2波のストライキで闘いぬいた船橋二和病院労組の闘いを全国に伝え、作り上げていくことが今求められていると思います。また『棘』上映を通して色々な人たちとつながって、2021年を反撃の年にしましょう。OB会も明るく楽しく闘います。

みなさんと繋がるパワーで
動労千葉家族会会長 山田佐知子

明けましておめでとうございます。
昨年ほど私の人生において最悪の一年間はなかったように思います。暑くても苦しくても常に必須のマスク! 今まで当たり前だったことが出来なくなりました。街では食料を配給される人々の長い行列、仕事を奪われ生きていくことができない人々が大量に生まれ、医療体制も大変な状況となりました。大切な人の最後にも会えない人もいたりと、とても悲しい年でした。
菅政権に変わってもよくなる社会とはほど遠く格差がますます開いていくのはしっかり見えます。また、都合の悪いものはごまかす風潮、いろいろなことをコロナのせいにしてますが、それ以前に社会が崩れていたことがコロナで明らかになったのではないでしょうか。JRでもコロナを利用して、これまで以上の攻撃をかけてきていると聞きます。今年こそ、みなさんと繋がってそのパワーでこんな社会を変えていきたいものです。本年もよろしくお願いします。

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