2/27 第64回定期委員会

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闘争態勢堅持し、’11春闘後半戦へ!

-第64回定期委員会-

 動労千葉は、2月27日DC会館において第64回定期委員会を開催し、ライフサイクル配転阻止の闘い、勝浦市長選挙闘争をはじめとする11春闘前半戦の闘いを総括するとともに外注化阻止、新小岩基地廃止反対、人事・賃金制度改悪阻止の闘いへの方針を決定した。

 

 委員会は大竹副委員長の開会あいさつで始まり、幕張支部の小沢委員を議長に選出して議事が進められた。田中委員長は冒頭のあいさつで昨年12月からの連続した闘いを闘い抜いた成果の上に3月いっぱい闘争体制を堅持して闘い抜くことを訴えた。
 来賓あいさつでは、水野さんが登壇し、勝浦市長選挙闘争に対する組合員の決起にお礼を述べるとともに意気高く選挙闘争を闘い抜いたことを報告、改めて産廃処分場建設反対への決意を述べた。
 その後、経過報告が報告され、当面するとり組み、協約協定締結承認、暫定予算案の提起がおこなわれ、質疑に入った。
 【主な質疑の内容】
◎ 2月20日の新小岩の集会は組合員、東部地区の労働者450名が結集し成功をかちとった。貨物支部は新小岩廃止反対で最後まで闘う。
 貨物は定昇が延期された。賃金制と改訂の時にはストライキで闘おう。
◎ 2月1~2日のストライキでの抗議行動ありがとうございました。今回も車で出、退勤をやった。徒歩時間が労働時間にいれられ、入出区で乗ったら賃金カットになる。
 1月22日の東中野の事故では45分止まり、ダイヤががたがたになった。その日に泊勤務の人間を呼び出して泊勤務の前に使っている。
◎ 会社は信号冒進事故を契機に組織破壊に出てきている。組織拡大で反撃する。
◎ 北嶋君のストライキへの支援をありがとうございました。くやしいけれど支部が総決起出来た。北嶋君は動労千葉に入って良かったといっている。8分目くらいの勝利だ。支社は千葉転に要員を集めて助勤に出すことをやっている。佐倉運輸区の噂が東労組で出ているが、これと関係するのか。
◎ ライフサイクルで2名が木更津運輸区から出されたが、そのうち2名がDCをもっている。ライフサイクルを逃れるために転換で木更津に来る。今回DCから出されて危機感が出てきた。ストライキで止めるためにも組織拡大を実現しよう。
◎ 検査要員が辞めることで年齢順ではなくて検査に下りている。ATS―Pの速度照査の変更が千葉転では出ているのに銚子では出ていない。
◎ 京葉での2月1日の外注化は頓挫した。あらゆる手段で外注化を止めよう。厚生労働省への対応が書かれているが具体的にはどうするのか。
◎ ライフサイクルで津田沼に行ったがホーム要員が改札に入ったりしているが自分は拒否している。法令遵守といいながら会社は言ったことを守っていない。
◎ 幕張支部の闘いで組織拡大をかちとった。これからも拡大へがんばる。
 等の意見が出され、それぞれの役員より応答がされた。答弁の最後に田中委員長が「最も有効なタイミングで闘いを設定したい、最後まで闘争体制の堅持をお願いする」という総括答弁がなされ、スローガン、方針案、暫定予算が一括で承認され、最後に組合歌合唱、委員長の団結ガンバローで終了した。11春闘後半戦の闘いへ全組合員の総決起をかちとろう。

田中委員長あいさつ(要旨)

 動労千葉の歴史の中でも経験のないほど、闘いにつぐ闘いを各支部の団結で闘い抜いてくれたことにお礼を述べたい。1047名闘争をめぐる4・9政治和解を起点に情勢が大きく動き始め、これに動労千葉がどう立ち向かっていくのかが今委員会の最大の課題だ。
 外注化との闘いは、京葉車両センターでの構内業務、一徹外注化に対し、12月のスト、3人の組織拡大で阻止した。北嶋君に対するライフサイクル配転攻撃に1月19日からの指名スト、2・1~2ストで立ち上がり、千葉転支部は連日門前でビラ撒きを行い、その先頭に北嶋君が立ち続けた。その声はまちがいなく平成採の労働者に響き、組織拡大の展望が圧倒的に切り開かれている。
 勝浦市長選は大変な挑戦だったが、ここで得た経験、教訓は非常に大きく、この闘いをやって本当に良かった。80数年も森一族が地域を支配し、国会議員を出してきた保守の金城湯池で、産廃絶対反対を掲げて自民党と真っ向から対決した。猛烈な危機感を抱いて総力をあげた自民党と5千対3千の勝負に持ち込んだ。労働者人民の怒りと結びつき、闘う労働組合が中心にしっかりと座れば相当なことができる。しかもこの闘いは、2波のストをやり抜く中でのべ740名の組合員が決起し、動労千葉の団結がいかんなく発揮された闘いだった。
 さらに新小岩派出廃止攻撃は、なんの合理性もない組織破壊攻撃だ。背景にあるのは「25年問題」、貨物大リストラの突破口そのもの。新小岩支部を先頭に2・20集会を地域の共闘労組とともに450人の結集で成功させ、今後の闘いのあり方を示した。攻防はこれからだ。国鉄闘争全国運動の2・16集会に820人が結集し、本格的な発展の道に入っている。総じて、12月~2月の闘いは、JRの大激変情勢に立ち向かう大きな成果をかちとった。
 JRでの労使関係が最大の流動過程に入っている。国労は、7月大会で連合加盟の方向を打ち出した。JRは東労組をつぶそうとしている。原則的に闘い抜けば、本格的に組織拡大できるチャンスが到来している。これが今日のもう一つの課題だ。
 エジプト・中東の激動情勢は、30年来の新自由主義攻撃の中で労働者がメチャクチャな状況に突き落とされてきた結果だ。エジプトでは、御用組合に対し独立労組が生まれ、闘いに火をつけた。これは必ず中国に飛び火する。日本では連合・全労連の存在が闘いに制動をかけている。問われているのは労働組合だ。
 11春闘後半は、3月16~17日の連合の集中回答日あたりがヤマ場。しかし、JR情勢はすべてが流動的。外注化、新人事賃金制度、また組織破壊攻撃も狙われている。さらに3・12の貨物ダイ改。これまでの闘争態勢を堅持し、ことあらばいつでも闘いに立ち上がる態勢で闘いに臨むことだ。すべては組織拡大闘争の前進にかかっている。全組合員がこの一点に集中して闘っていこう。

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