助走期間は終わった!
国鉄闘争全国運動の全面的発展へ
2・16集会に820人結集
「国鉄分割・民営化で不当解雇から24年 2・16を忘れるな!1047名解雇撤回2・16集会」が2月16日、錦糸町駅近くの「すみだ産業会館」で820人の結集で開催された。昨年6月にスタートした国鉄闘争全国運動は、約30の職場・地域組織と1千人を超える会員を擁する運動に発展している。2・16集会は、1047名闘争の新たな出発点を築く集会として大成功した。
|
冒頭、司会の動労千葉を支援する会運営委員の女性が、この日の昼間に「国鉄闘争全国運動ー全国地域・職場活動者交流会」が開かれ全国50を超える地域・団体から149人が集まったことが報告された。
開会のあいさつに全日建運輸連帯労組関西生コン支部の高英男副委員長が立ち、「国鉄闘争の火を消さないために、分割・民営化によって下請け・非正規職とされたJR関連労働者を組織しよう」。「この1~2年で決着つけると言う決意で闘いに臨みたい」と決意を表明した。
動労千葉からの報告として田中委員長は、「この運動を立ち上げてから8カ月。全国のみなさんが全力で呼びかけに応えてくれたことで危機はチャンスになった。これが今の時代の特徴です。助走期間は終わりました。全国の労働者の中に徹底して分け入り、労働運動を復権し1047名闘争に勝利しよう」と訴えた。
次に全国運動の呼びかけ人である埼玉大学名誉教授の鎌倉孝夫さんが「国鉄分割・民営化と新自由主義の現段階」と題して講演を行い、新自由主義と対決し資本と国家による横暴・人間破壊を根底から覆していく基軸としての国鉄闘争全国運動に心からの期待を表した。
カンパアピールの後、呼びかけ人を代表しての愛媛県職労委員長の宇都宮理さん、元安芸労働基準監督署長の大野義文さん、元国労九州本部書記長の手嶋浩一さんの3氏が、国鉄闘争全国運動にかけた思いと問題提起を行った。また司会から、全国金属機械労組港合同の中村吉政副委員長のメッセージが紹介された。
次に動労千葉争議団、国労原告団、弁護団を代表して藤田正人弁護士が登壇し、「解雇撤回への決意」を述べた。
決意表明の後、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士が「今年前半の最大の闘いとして日比谷公会堂で開かれる国鉄闘争全国運動6・5集会に大結集を」と訴えて集会をまとめた。
中村仁君が決意表明