ライフサイクル撤廃・不当配転許すな!
スト破りするな!共に闘おう 2・1~2ストへ
北嶋君の訴え!
われわれは、ライフサイクル撤廃、強制配転者の原職復帰、検修・構内業務全面外注化攻撃の白紙撤回を求めてストライキに立ち上がる。この闘いは、人事賃金制度改悪阻止に向けた春闘第一波闘争でもある。
配転通知を受けた北嶋君は1月19日から指名ストに立ち上がり、連日千葉運転区前で訴え続けている。
平成採のみなさん。不安や不満、怒りの声をあげていますか? その声は組合の役員に届いていますか? 動労千葉は一人のために組合員全員が団結できる組合です。自分の生活を守るため、取り戻すために闘っているのです。 人を蹴落としたり、ゴマをすることが評価される会社はいりません。 |
なぜ、組合が?
ライフサイクル制度が始まって4年目になる。ライフサイクル制度は、組合が呑まなければ会社が一方的に実施することなどできないものだった。これを呑んで毎年組合員を駅に追いやっているのが東労組だ。なぜ認めたのか。なぜこんなことを組合が労働者に強制するのか、現場への説明は一度もない。
駅の輸送職は駅で養成するべきだ。駅業務に精通した者を輸送職として養成するのが運転保安確立の観点から言っても一番いいはずだ。それは当たり前のことだ。なぜ「運転士のタライ回しなどダメダ」と言って、当たり前のことを要求しないのか。
考えられる理由はひとつだ。会社とグルになって、駅社員の全面的な契約社員化を進めようとしているからだ。
労働者の使い捨て 契約社員は1年ごとに契約を更新し、最長5年間で使い捨てられる非正規の労働者だ。JRの正社員として採用される1割か2割の「狭き門」をめざして一生懸命頑張った末、5年で放り出された後には、まともな就職先などない現実だけが待っている。まさに労働者の使い捨てだ。一人の人間の人生そのものをすり潰しているのと同じだ。人間らしく生きる権利を持っているはずの労働者がこんな扱いを受けていいはずはない。
ライフサイクルとは、駅の労働者を契約社員化するために運転士を駅にタライ回しする制度だ。外注化も全く同じである。業務をそっくり労働者ごと下請会社に放りだそうというのだ。その先に待っているのは転籍の強制だ。労働組合がそれに手を貸しているのである。
新人事賃金制度
それだけではない。JR東日本は1月13日、人事賃金制度の抜本的な改悪提案を行なった。
☆基本給表の廃止!
基本給表を廃止してしまうという賃金制度だ。こんなことをしたら、会社の裁量ひとつで勝手に昇給額を決めることができるようになる。誰がいくらの賃金なのか全くわからなくしてしまうということだ。賃金で労働者同士を分断し、団結を破壊し、労働組合の存在基盤そのものを破壊してしまおうとする賃金制度だ。ロボットのように会社の言うことを聞き、ゴマをすれという賃金制度だ。「役割手当」などという手当を新設し、そうやって管理者になっていった者だけを優遇しようという賃金制度だ。会社の言いなりになった一部の者だけを優遇し、大部分の労働者にとっては賃下げを強制する賃金制度だ。
☆外注化前提の制度
しかも、この人事賃金制度は、業務の全面的な外注化を前提とした制度だと見て間違いない。JR本体には管理部門的な要素以外はほとんど残さないという発想なのだ。そうでなければ、基本給表を廃止してしまうようなやり方は成立しない。
それは、60歳では年金が全く出なくなる状況を前にして、本来真っ先にやらなければならないはずの定年延長を拒否して、現在のエルダー制度をそのまま引き継ぐとしていることを見ても明らかだ。年金ゼロ、退職金減額、再雇用賃金10万円ちょっとでどうやって生活しろというのか。
☆東労組の裏切り
東労組は、この賃金制度でも、昨年来、組合員には全く内容を明かさないまま水面下での交渉をずっと続けており、大筋合意してしまっているという。賃金は労働者にとって最も重要な問題だ。東労組の新たな裏切りを許すな!
ライフサイクル撤廃・北嶋君を守りぬこう! 検修・構内全面外注化阻止! 強制配転粉砕! 11春闘勝利に向け、2・1~2ストを闘いぬこう!